Ravintola Aino ラヴィントラ アイノ

レストラン・アイノは、2002年から開店しすでに同じ場所で13年フィンランド・北欧料理を出し続けています。
ここはヘルシンキの一等地にあり、入れ替わりの激しいレストラン業界では、
3年ぐらいでオーナーやレストランががらっと変わるため、なかなか簡単な事ではありません。

現在のシェフであるヤンネさんはアイノに来て4年、
激戦区ながらも、主に観光客からフィンランド人ビジネス客まで幅広くもてなします。

内部インテリアはモダンさと古き良き時代が共存した雰囲気。
40席ほどの店内と、エスプラナディ公園に面したテラス席があり、
春からは天気のいい日には肌寒くてもテラスを選ぶ人も多いとか。

写真の美しい一品は前菜のサーモン＋ジャガイモのパンケーキに淡水魚のイクラのムースと添え。
バターたっぷりのパンケーキの上に程よくサワークリーム使用の魚卵のムースがよく合っています。
炙りサーモンも絶品の脂の乗り具合。
ワインならドイツのリースリングがおすすめとのこと。

日本人に人気なのはやはりダントツにサーモン・スープなどですが、他にも伝統的なフィンランド料理では、
マッシュポテトとフライしたMuikku（ムイック）という鮭科の小さな淡水魚、そしてラップランドに行かれない方は
ここでトナカイ（Poro：ポロ）とマッシュポテトのセットを頼むというのもおすすめです。
トナカイの薄切り肉を煮込んでありラップランド地方の郷土料理でもあります。

アイノでは季節に合ったメニュー・ウィークも提供しています。
復活祭が近い春には主に羊料理を中心としたコースがあります。

コース料理中心ですので、予約をした方が安全ですし、
ランチもディナーもおなかを空かせていかれることをお勧めします。
前菜、メイン、デザートは多いなと感じたら、
前菜抜きでメイン＋デザート、または前菜とメインを決めて、デザート無し、
またはメインの後に「別腹」があるかどうか考えて頼めば大丈夫ですよ。

エスプラナーディ沿いにある、フィンランド料理のお店。

店内は観光客も多く、美味しいフィンランド料理が食べられるレストランです。

なによりも立地がよくエスプラナーディ沿いにあるので、道に迷う必要がなく観光客にも分かり易い！

フィンランドについてだけ言えるのかは不確かですが、筆者の経験上、こういう観光客が多いレストランでは、それぞれ単品で頼むよりも、「メニュー」と呼ばれるコース料理を頼んだ方がお得です。

コースメニューでは、そのレストランが一番力を入れている料理がコースになって出てくるので、何を頼もうか迷う必要もなく、たいていの場合はこれが「当たり」で、レストランが力を入れている分だけ美味しいです。

こちらでは言うまでもなく、ディナーコース前菜・メイン・デザートがおススメ。

コースは2種類あり、メインに魚47.50ユーロかお肉55ユーロが選べます。

肉コースのメインはトナカイなので、トナカイ未経験の方は是非フィンランドで食べていただきたい料理の一つです。
臭みもなく柔らかいトナカイのステーキは絶品。

ランチにコースメニューはなく、単品でしか注文できないので、ここはランチよりもディナーがおススメ！

サービスも店内の雰囲気もよいので、ビジネス利用も可能。
事前にキャビネットを予約し、会議などビジネスシーンに利用するお客さんも多いのだとか。

地下にはワインセラーもあり、ビジネスにもデートにも利用できる、使い勝手のいいマルチレストランです。


【行き方】
トラム1/1A・2 Kauppatori下車、すぐ。