Sushi wagocoro 寿司 和心

日本文化好き、和食好き、寿司好きのフィンランド人だけでなく、
フィンランド在住の日本人の心のオアシスがここ、和心（Wagocoro）です。

それまでどこにいっても短期寿司コースで習って開店しただとか、ロボットで作ったお寿司とか、
果ては冷凍寿司をスーパーで見るにつけ「違う、ちがうんだよ、本当のお寿司ってのは！」という
慟哭に近い心の叫びが、やっと報われたと感じた人は私だけではないはず。

出会いは職場だったという小市（こいち）夫妻は、お二人ともフィンランドに移住する前は、
日本のお寿司屋さんで修行を積まれた、れっきとした寿司職人。
フィンランドに来られてからも、まずは和食レストランで勤務され、満を持して2012年10月1日に開店。
あっというまに地元っ子にも噂は広まりました。
ヘルシンキのトーロ地区に住む知人にこの頃「和心を知ってる？」と尋ねたところ、
「当たり前だ！」と言われたのも嬉しかったものです。

ロケーションはヘルシンキの中心部から少し離れていますが、
オペラハウス前でトラムを降り、緩やかな坂道をあがって左側、
こじんまりとした、巻き寿司をもとにデザインした若草色のウィンドウとお寿司の立て看板が目印です。

営業は平日11時～18時。ランチ、夕食用のテイクアウトをする人が多いのですが、
二卓あるテーブルで舌鼓を打つことももちろん可能。
イート・インの場合は確実に座れるように予約をおすすめします。

ただ、美味しすぎてすぐ食べてしまうのが唯一のマイナス点。
もっと味わって食べればよかった、とみるみる空になっていくお皿を残り惜し気に眺めつつ、
五感すべてに加え、小市夫妻の温かいサービスで味わうお寿司は絶品です。

私はこの日Awaセット13.5ユーロを頂きましたが、
脂の乗ったノルウェー・サーモン生、塩炙り、マヨ炙りを中心に、
彩りも美しい裏巻きもすぐに食べてしまえます。
和心さんのフェイスブックには、その日入荷するメニューが掲載されることも多いので是非チェックを。
フライド・オニオンをあしらった「うまイカ」も日本人なら外せないチョイス。

こってり西洋メニューに胃がもたれた時、和の心を楽しみにいかれてはいかがでしょうか。
また元気に観光に繰り出せるパワーを得られること、間違いなしです。

2013年にヘルシンキにオープンし、すぐにインターネットなどを通じ、地元のお客さんに「ここの寿司は並んででも食べる価値がある」「フィンランドで一番美味しい寿司が食べられるお店」と瞬く間に評判になった、ヘルシンキで大人気のお寿司屋さん。

日本人のご夫婦がオーナーで、お二人とも日本・フィンランドで寿司職人として働いていた経験を持つお二人が経営されています。

味オンチで有名なフィンランド人たち失礼！ですら、「ここの寿司はなんだか違う！」と大絶賛。

美味しいものは海を越えて、世界共通なんですね。

筆者や家族も、時々無償にこちらの寿司が食べたくなるときがあり、本当に病みつきになる味です。

おススメはネタは夏はザリガニ、秋はバルトニシンなど、フィンランドの季節の食材を活かした季節のお寿司。

工夫に工夫を重ね、お客様に最高のお寿司を提供する、オーナーご夫妻の日本人魂は本当に尊敬に値します。

人気メニューはランチで、10ユーロでいただけます。

観光のお客様には、フィンランドで獲れたサーモンがたっぷり、炙りやレモンなどのサーモンがたっぷり入った、サーモンセットがおススメ。

イートインコーナーもありますが、店内は少し小さめなので、お持ち帰りも人気です。

平日11時から18時まで、時々イレギュラーで母の日や父の日などのイベントのある日は営業しているときもありますので、ホームページなどでチェックしてご来店ください。


【行き方】
トラム2・8 Töölöntori下車、徒歩約5分