Passio Kitchen and Bar パッシオ

デンマークやフィンランドのお隣スウェーデンを始め、世界的にも近年注目されている北欧フードカルチャー。そのフィンランドのフードカルチャーを牽引する数軒のレストランのうちの一つが、このPassioです。

旬の素材と料理にあったワインに徹底的にこだわり抜いている姿勢は、彼らのメニューにも現れています。ディナータイムは通常のレストランのようにメニューリストを作らず、3品（52ユーロ）と5品（72ユーロ）のみ。ワイン好きなら、料理に合わせたワインセット（3品コース 35-39ユーロ、5品コース 55-59ユーロ）もお食事と一緒にいただくのがオススメです。

フィンランドの大抵の高級レストランでは、ディナー営業のみでランチはクローズの場所が多いのですが、こちらはランチも全力投球。週ごとにスターター、メイン、デザートを5種類、さらに日替わりを一品追加し、6種類。ランチは10.40ユーロが一番リーズナブルなお値段で、せっかくだからスターターとメインを、、とか、お腹が空いたからお昼はがっつり食べたい！という人には3品、いやいや、もっともっと！という欲張りさんのために、スペシャルロングランチを9品までのメニューをご用意しています。つまり、ランチはチョイス次第でワンプレートから9品コースまでお楽しみいただけるのです。

ランチのお値段は10.40ユーロ、2品コース 25ユーロ、3品コース 30ユーロ、5品コース 45ユーロ、9品コース 82ユーロ、と途中で箸休みを入れながら、フィンランドの若手シェフの作る料理を贅沢に堪能するのもいいかもしれませんね。ちなみに、興味本位でどのような方が9品のコース料理を頼むのか伺ってみたところ、ランチミーティングやビジネスランチでだったり、結婚式や記念日などのやはり「特別な日に」とのことでした。

笑顔の素敵なウェイトレスの方に、お店のオススメ料理を尋ねたところ、「シェフが直接選んだ新鮮な食材で作るので全ての料理が美味しいのはいうまでもないのですが、、」というのを前置きした上で、「フィンランドの豊かな四季によって違うのでとても難しい質問なので、お店に来た時に勇気を出して聞いて見てください」とのことです。ちなみに、私が訪れた日はサーモンムニエルの日だったのですが、表面がパリパリで中身はジューシー。焼き加減も文句なし！でした。ランチで10.40ユーロはヘルシンキでは普通の値段だと思うので、どうせ同じ値段を使うなら、少しでも美味しいものを食べたい！！と思うくいしんぼうな私にはぴったりの選択だったと思います。

ランチメニューも週代わりでSNSなどで頻繁に情報更新しているので、フィンランドご滞在中に行ってみたいけど、嫌いな食材の日だったら嫌だな、という方もいらしゃると思いますので、そういう場合はフェイスブックやインスタグラムなどのページをチェックしてから行って見るのもいいかと思います。

そして、ランチ営業は水曜〜金曜の14時30分まで。土日、月曜、火曜はランチはお休みですのでご注意ください。事前予約はインターネットでさっと済ませることが出来、当日のご予約、または10名以上の団体のご予約はお電話での対応をお願いしている、とのことです。または先ほどあったようにビジネスミーティングでキャビネットを利用したいというお客様にもキャビネットルームの手配が可能とのことでしたので、この場合も事前にご予約ください、とのことです。英語対応可で、メールの返信も早かったので、私もとても印象の良いレストランでした。

お支払いはビザカード、マスターカード、アメリカンエクスプレス、ダイナーズカードのほか、アリペイでの支払いも可能です。

【行き方】
トラム2、3、6/6T、10番線 Ylioppilastalo（ユリオッピラスタロ）駅下車 徒歩5分。ストックマンデパートメントを背にKalevankatu（カレヴァンカトゥ）という通りへ。小さな道なので、通りの標識を見ながら進むと見つけやすい。