Bryggeri Helsinki ブリュッゲリ ヘルシンキ

クラフトビールや小さなブルワリーが世界的に人気ですが、それはこちらヘルシンキでも同様。フィンランドは北欧で寒い国なので、お酒はウォッカが主流かと思いきや、やはり人気はビール。特に夏の暑い日は水の代わりにビールを…なんて人もちらほら。そんなビール大好きな20～30代の男性を中心に人気のあるお店がこちら、ビールバー「ブリュッゲリ ヘルシンキ（Bryggeri Helsinki）」。

ここの1番の魅力は、地下で醸造されお客様に提供される、まさに新鮮そのものの地ビール。季節に合わせてビールの種類やオススメメニューも次々に新しい味を提供してくれるので、ビール好きにとっては外せない場所のひとつです。

行き方は、トラム5、7番線に乗り、セナーティントリ（Senaatintori）駅で下車徒歩約2分。フィンランドの有名観光スポットでもあるヘルシンキ大聖堂に近いこともあり、観光客にも人気のビールバーです。

夏の間はテラス席が大人気で、空席を見つけたらすぐにでも座らないと席が埋まってしまうほど。次から次へとお客さんがやってきます。地下のバーは着席したらウェイトレスが注文を取りにきてくれますが、テラス席はテーブルサービスではないので、利用する方は注意が必要です。テラス席を利用する場合は、カウンターでビールを注文してから着席する、もしくは飲み物を頼む間、同席する方にテーブルをキープしてもらうのがいいかと思います。

夏のオススメメニューは季節限定のサマーエール（6.5ユーロ）。少し酸味のある後味が特徴のホワイトビールです。暑い日はガブガブ飲めてしまいそうな味で、アルコール度数も4.6%と日本のビールとあまり変わりません。

定番人気はブリュッゲリIPA（8.5ユーロ）だそう。美しい金色で芳醇なアロマの香りが特徴。とても飲みやすく、季節に関係なく飲みたくなってしまう味なので、定番人気だというのも頷けます。アルコール度数は5.5%とこちらも日本のビールとほとんど変わりません。

ちょっと変わったビールだとブリュッゲリロゼ。こちらはアルコール度数が8.8%と少し高めの、ロゼワインのような綺麗なピンク色をしたビールです。味もワインの味に少し近く、ビールというよりはワインを飲んでいるような感覚で飲めてしまうので、ビールの炭酸が苦手な方にも飲みやすいチョイスかもしれません。

ちなみに食事利用も可能で、小腹が空いている方はビールのお供に定番のプレッツェル（5.50ユーロ）や小さいサイズのグリーンサラダ（5.50ユーロ）、子羊のソーセージとグリル野菜、ニンニク添え（18.50ユーロ）などのパブ料理から、季節で変わるコース料理（47ユーロ、季節毎に値段の変動あり）までお楽しみいただけます。

そして新鮮さがウリのドラフトビールは何と100cc（2ユーロ～）という小さいサイズから注文できちゃいます。ビールの種類がありすぎて何を頼んでいいか分からない…という方、ご安心ください。店員さんはビールに詳しい方揃いで、普段飲んでいるビールの種類やライトかスタウトか、ホップのあるビールは好きか、アルコールの度数は高めがいい？それとも低め？などの会話から、お客さんが欲しがっているビールを見つけ出してくれるのです。しかもビールに関する雑談から希望のビールに合う食事まで、本当に丁寧に対応してくれます。ビールの種類は地下で醸造されているオリジナル以外にも、ノキアやミッケリなどのフィンランドの地方都市のブルワリーから取り寄せているビールもあるので、色々なビールをぜひ飲み比べてみてください。

これを書いているだけで私もよだれが出てしまうほど、ここはまさにビール好きの聖地と言っても過言ではないくらいの場所です。ビールが苦手な方やお酒が飲めない方のためにワインやソフトドリンクも取り揃えているので、まさに家族と一緒でも友達同士でも、みんなで楽しめるビアバーです。

支払い方法は現金の他、ビザカード、マスターカードが利用可能。現在日本語を話す店員さんはいないとのことですが、英語でも上手に対応してくれるので、お気に入りのビールが見つかると思います。