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ヘルシンキ (フィンランド) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

The National Museum of Finland フィンランド国立博物館

花奈 (ライター)

フィンランドの歴史を多方面から知ることができる博物館

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先史時代から現代にいたるフィンランドの歴史を、数多くの展示物とデジタル展示で物語る博物館です。中世の石造教会を思わせる外観の建物は、エリエル・サーリネン、ヘルマン・ゲセリウス、アルマス・リンドグレンといった3人の有名建築家によって設計され、1910年に完成、1916年に一般公開されました。花崗岩の外壁と切り妻屋根による構成は、フィンランドのナショナル・ロマンティシズムと呼ばれる建築スタイルの特徴です。正面入口では、石彫りのクマが訪問者を出迎えてくれます。

まず、博物館に入ったら、アーチ形の天井を見上げてください。そこにあるのは、民族叙事詩『カレワラ』をモチーフにした巨大なフレスコ画。これはフィンランドを代表する画家のアクセリ・ガッレン=カッレラが、博物館を設計した3人の建築家のために描いたものです。

カレワラは、農民の歌謡や民謡を収集し物語としてまとめられたフィンランドの民族叙情詩。ガッレン=カッレラは、数多くのカレワラ関連絵画を残しています。カレワラに登場する人物で覚えておきたいのは、白く長いひげを生やした賢者ワイナミョイネン、若くて男前だが自分勝手なレンミンカイネン、そして優れた技術を持つ鍛冶屋のイルマリネンです。天井のフレスコ画にも彼らが描かれているので探してみてください。

館内の常設展示物は、石器時代にはじまり、中世から現在まで年代順に構成されています。家具、衣装、織物、ガラス、宝飾品、肖像画、武器などと幅広く、歴史的コレクションは、13万8000点にも及びます。なかには部屋丸ごとが展示物というものもあり、飽きることがありません。また常設展示のほか、期間限定の企画展も催されています。

展示とは直接関係ありませんが、博物館では1956~1995年には民族史調査を、近年はインタビューや写真撮影などによって現在の人々の日常生活や社会現象の記録を残す作業もしているそうです。

館内にはカフェテリアとミュージアムショップもあるので、帰りに立ち寄ってみるといいでしょう。ショップには可愛い小物が充実しています。

国立博物館はヘルシンキ中心部の北西、マンネルヘイム通りに面しています。トラム4番、10番Kansallismuseo下車すぐ。
入場料は大人12ユーロ、18歳以下は無料。金曜16時から18時は無料。

2017/06訪問
上原 朋子 (旅行コーディネーター、シェフ)

18歳以下は無料!意外に楽しめる定番スポット!

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  • 穴場

ヘルシンキを観光する際に目印になる大きな通り・マンネルヘイミン通りに面した石造りの建物が目印です。

トラムの駅からすぐなので、移動もラクラク!

この博物館では石器時代から現在に至るまでのあらゆる資料が展示されています。

個人的にはこの博物館ではフィンランド唯一の原住民・サーメ族にまつわる資料や衣装が詳しく資料として展示され、それらを見るの事が出来るのも魅力的な場所です。

また、館内にはフィンランド国内では珍しいフレスコ画もあり、そちらは必見です。

建物内では12-16時までワークショップも行われていたり、冬場は編み物クラブを開催するなど、季節や行事に応じてさまざまなイベントが行われるので、大都市の博物館とは一味違った体験が出来るかもしれません。こちらは事前にチェックしていくとよいと思います。

うれしいことに18歳以下は入場無料で、子連れファミリーにも優しいフィンランド時間が過ごせるのではないでしょうか。


【行き方】
トラム4,7A,10番でKansallis museo駅下車、すぐ。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。