来遠橋はホイアン旧市街の水路に渡る橋、しかし「日本橋」という名称の方が有名かもしれない。
400年前もの昔、ホイアンが貿易港として栄えていた時代には、
当時のベトナムと交易をしていた外国の商人たちがこの街に住んでいた。
日本もそのひとつで、一説では日本人も1000人住んでいたと言われる。
そしてこの来遠橋は、日本人町と中国人町を結んだ橋だったとのこと。
日本橋と呼ばれる通り、日本人によって建設されたとされる。
しかし、建築様式には当時のベトナムや中国の特徴が見られ、
最初からそうだったのか、あとから手を入れたのか、いまだによく分かっていない。
なお、この「来遠橋」を知らないベトナム人は、ほぼゼロに近いと言ってもいいだろう。
何故なら2万ドン紙幣の絵柄としても採用されており、
日常生活でしばしば目にするものだからだ。
昼間の来遠橋もその凝った装飾がハッキリと見て取れておもしろいが、
日が沈んだ頃にも見てみてもらいたい。
ホイアン全体がそうであるように、
来遠橋にも照明が当てられ、より美しく演出されている。
橋の下をくぐる水路には灯籠が流されて、
より幻想的なホイアンの世界を堪能できるだろう。
入場にはチケットが必要、売り場にて5枚つづり8万ドン(執筆時点で450円程度)で購入しよう。
通るだけなら無料とも言うが、そのとき次第だ。
Japanese Covered Bridge 来遠橋(日本橋)
ベトナム紙幣にも印刷された、日本人が建てたとされる橋
- 投稿日2015/11/05
- 更新日2015/12/01
「日本橋」と呼ばれるホイアンのランドマーク的存在
- 投稿日2015/09/29
- 更新日2015/11/30
メインストリートのはずれにある橋は、1593年に作られたと刻まれている屋根付きの通称「日本橋」。
2万ドン札にも印刷されている、ベトナムを代表する建築物です。
当時暮らしていた日本人によって架けられたとされています。
橋の両側には、猿と犬の像が置かれて、「申の年に建設が始まって戌の年に完成した」といわれています。
橋の中心には祠もあります。橋の西側に日本人町、反対側に中国人町があったそうです。
今ではホイアンきっての観光名所となっていて、
記念撮影スポットとして、橋の上はいつでも観光客で混雑しています。
日本ではあまり見かけることのない屋根付きの木製太鼓橋ですが、
情緒ある佇まいが、ノスタルジックなホイアンをさらに印象付けています。
夜はライトアップされて、幻想的で美しいです。
ホイアンの旧市街はとても安全で、夜でも自由に街歩きができますので、
時間があれば、夜のホイアンを散策するのもおすすめです。
ホイアンの象徴「日本橋」
- 投稿日2015/09/25
- 更新日2015/11/30
1593年に日本人が作ったとされる日本橋(来遠橋)は、現在ではベトナム紙幣の二万ドン札の裏にも描かれている、
歴史保護地区の中心にある名所です。観光客にとっては、道に迷ったときのスタート地点にもなっています。
16世紀の当時、日本がホイアンの民と深い交流をしていた証でもあり、この交流は日本が鎖国を行うまで続きました。
橋はグエンティミンカイ通りとチャンフー通りを繋ぎ、このいずれかに日本人街と中国人街があったとされていますが、
確かなことはまだ分かっていないのが現状でもあります。
橋からは日本の朱印船が往来したとされるトゥボン川を望むことができ、夜は橋のライトアップも見もの。
トゥボン川に浮かぶ灯篭の幻想的な明かりも見ることができます。
また、橋の中には申と戌の象が祀られていて、これは申年に建築がはじまり、戌年に完成したことを表しています。
チャンフー通りとグエンティミンカイ通り双方立ち寄りたいスポットがあるので、観光中何度もお世話になる橋でしょう。
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ジャンル橋
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エリアカムフォー
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住所
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アクセスダナン国際空港から車で約50分
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
来遠橋(日本橋)周辺のおすすめ観光スポット
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- サーフィン博物館
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- クアンタンの家 (廣勝家)
- 貿易陶磁博物館 (海のシルクロード博物館)
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