香港の冬といえば火鍋を忘れてはいけません。
麻辣スープと白湯スープのハーフ鍋で食べる四川風のものは今や日本でもポピュラーですね。
中国全土に様々なスタイルの鍋がありますが、こちらのお店は北京スタイル。
中国北東部スタイルの伝統的な鍋でラム肉のしゃぶしゃぶが名物のお店です。
注目は、独特なスタイルの鍋。
この鍋の下にはカセットコンロやIHがあるわけではありません。
鍋の真ん中にそびえ立つのは50cmくらいある煙突。
鍋の内部に火のついたコークスを入れて鍋自体を熱しています。
真ん中に煙突がある形は、日本のしゃぶしゃぶ鍋にも似ていますね。
鍋を始める前に、まずはタレを自分で調合します。
ゴマだれ、醤油をベースに、黒酢、中国酒、ナンプラー、辣油、腐乳、砂糖、海苔、
ネギ、パクチーなどを自分の好みで入れていきます。
タレを調合している間に、メニューからお好みの具材をオーダーします。
あらかじめオススメ具材が人数分用意されたセットメニューもあるので、
広東語表記の具材の名前がわからなくても大丈夫かも。
ちなみに私のオススメは、酔鶏(よっぱらい鶏)を一番最初に鍋に投入して、
スープにしっかり鶏と紹興酒の出汁を滲み出させてからの、ラム肉のしゃぶしゃぶです!
お肉は羊のほか、牛や豚も用意されています。
海鮮も、新鮮な蝦やカキ、つみれなど盛りだくさん。
野菜類は中国レタスや冬瓜、冬にはクレソンもオススメです。
ほかにも、羊肉の水餃子や拉麺、春雨などたくさんの具が選べます。
鍋の内側にコークスを入れるスペースがあるので、スープが入っている部分が狭くなっています。
しゃぶしゃぶする時は煙突部分は非常に熱いので気をつけて。
尖沙咀東駅からすぐ、ショッピングモール「K11」から東側に向かう裏通りにあります。
地元の方々にも観光客にも人気のお店なので、予約してから行かれるのをおすすめします。
現地の日本人の方々にも古くから人気のお店です。
常に混雑しているお店なので、予約をしてからお出かけください。
傳統羊肉涮鍋(伝統羊肉しゃぶしゃぶ鍋)一人約$200くらいから。
※サービス料が10%かかります。
Tai Fung Lau Peking Restaurant 泰豊廔酒家 タイ フォン ラウ ペキン レストラン
原田 悟
(飲食店経営、コンサルタント)
鍋の真ん中にそびえ立つ煙突!レトロ北京スタイルの伝統火鍋
- 投稿日2014/09/30
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ジャンルその他中華料理
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エリア尖沙咀
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住所
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電話番号+852-23662494
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営業時間11:30-15:00、18:00-23:00
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予算200香港ドル~
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。