香港を訪れたら一度は経験してほしいのが「火鍋」。
一年を通して火鍋を食べる習慣があり、大人数で食事をするとなれば、「じゃあ?火鍋行こうか?」となる率がとっても高いです。
香港を代表する国民食とも言えるほどなので、街を歩けば、牛肉鍋、豚骨鍋、酔っ払い鶏鍋、四川火鍋に、蟹鍋、海鮮蒸し鍋などなど、
挙げだすときりがないほど、日本の鍋とは一味も二味も違ったユニークな火鍋店が多種多様に揃っています。
もうかなりの種類の火鍋を制覇したと思っていたのですが、最近、グルメな友達に勧められてデビューして衝撃的においしかったのが、
佐敦にある金撈老鴨湯刺身火鍋專門店(ガムロウ ローウアップトン チーサン フォーグオジュンムンディム)の鴨鍋!!
正直おすすめされたときに、クセがあったりしないのかな?とちょっと不安だったのですが、
一口スープを飲んで感動!こんな鍋があったのか!と今まで食べていなかったことを激しく後悔しました(笑)
店内はかなりローカルな雰囲気で、注文は、オーダーシート方式。
まず、通常の火鍋店と同様、スープのベースを選びます。
おすすめは金撈富貴老鴨湯 (ガムロウフーグァイロウアップトン 198ドル (半隻) 。
鴨肉と蟲草花(チョンチョウファーン)というきのこの一種や、素翅(ソーチ)というフカヒレのようなもの、
くこの実をはじめとした薬膳スープに使われる食材 (ゲイジーダンヨックチョーイ)などが入っていて疲労回復や滋養強壮にもよく栄養満点。
鴨鍋は1羽か半羽でオーダーできるのですが、2〜3人なら半羽でも食べ応え十分。4人以上の場合は1羽がベターです。
それから、野菜や肉類、魚介類、餃子など豊富な具材の中から食べたいものをオーダーします。
無事にオーダーが完了したら、薬味を合わせて好みの”鍋タレ”をカスタマイズ。
私は安定の醤油ベースにネギとニンニクたっぷり、ちょい唐辛子バージョンと、ごまのもったりソースの2パターンを。
そうこうしていると、鴨鍋が登場します!最初は、まだ具材を入れずに、鴨が柔らかくなるまで蓋をしてしばし待ちます。
そして、15分ほど待って完成!店員さんがスープを丁寧に取り分けてくれます。
まずは、シンプルにスープのみをいただくのですが、これがなんとも言えない香り高く高貴なお味。
鴨の脂がスープに溶け込んでいて贅沢なお出汁は絶品!のひとこと。しかも、体やお肌にもいいというのだから、嬉しくなっちゃいます。
極上スープは、手が止まらなく美味しさでついつい飲みすぎてしまいました。
スープをたっぷり堪能した後は、鴨肉をいただきます!こちらも想像をはるかに超えておいしい!思わず顔がほころんでしまいます。
口の中でほどけていく鴨肉は柔らかく身がしまっていて、噛めば噛むほど旨味が口いっぱいに広がります。これならいくらでも食べられちゃう!!
香港で鴨といえば北京ダックが主流だとは思いますが、個人的に、鴨史上最高においしい食べ方なんじゃ?と思ってしまうぐらい
最高に気に入りました!!
今回は、具材をオーダーしすぎて、〆の炭水化物までたどり着けなかったので、次回はこの最強のお出汁でちゃんと〆までいただきたいと思います。
スープがうまうまで鴨肉も悶絶なので、具のオーダーは少なめが吉。
人気店なので予約がベター。アクセスは佐敦もしくは尖沙咀からタクシーで10分以内。予算は1人300〜500ドル程度です。
せっかくの香港旅行、日本では絶対に出会えないちょっと変わり種の鍋を食べてみませんか?
Kum Lo Hotpot 金撈老鴨湯刺身火鍋專門店 ガムロウ ローウアップトン チーサン フォーグオジュンムンディム
ERI
(香港在住グルメブロガー/フリーランス日本語教師)
必食!これぞ究極の火鍋。止めどきが分からないほどおいしい極上鴨鍋にみんなとりこ!
- 投稿日2017/02/09
2016/12訪問
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ジャンル中華料理
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エリア佐敦
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住所
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電話番号+852-2332-7600
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営業時間15:00-26:00
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定休日無休
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予算300~500香港ドル
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。