ガラタ塔は、イスタンブールのシンボルの一つとも言えるほど人気の場所です。
ただし、最近まで近隣の治安は良いとは言えず、夜はお勧めしない地区でした。
数年前にこの辺りを舞台にしたドラマが流行り、開発の波も徐々にこの辺りに押し寄せたのです。
今では、多くのプチホテルやカフェ、バーが軒を連ねます。
ガラタ塔自体の歴史はたいへん古く、元となる塔はなんと528年に灯台として建てられ、その後1204年に十字軍により破壊されましたが、1348年ジェノバ人により再建されました。
この辺りは、オスマン帝国の時代も外国人居留地となっており、その建築様式も海外の影響を多く受けるものが多かったようです。
面白いお話もあって、ライト兄弟が空を飛ぶ数百年前に、空を飛んだトルコ人がいます。
1638年に、ヘザルフェン・アフメット・チェレビが、この塔の上から人工の翼をつけて飛び、アジア側のウスキュダルまで飛んだ記録があるのです。
当時、イスタンブールで最も高い建物は、このガラタ塔(66,9m)だったのですね。
塔の上には上がることが出来、イスタンブールを360度見渡せる素晴らしい眺望です。
観光客も多いですが、トルコ人カップルのデートスポットにもなっています。 また塔の頂上はレストランにもなっています。
Galata Tower ガラタ・クレシ(ガラタ塔)
かつては、イスタンブールで最も高い塔でした
- 投稿日2014/09/30
- 更新日2021/03/31
360度ぐるり、とイスタンブールを一望!歴史深きガラタの象徴
- 投稿日2014/09/30
新市街からイスティクラル通りを下へ降りていくと、通りのちょうど終点にあるのがこのガラタ塔。
旧市街から見ると、鉛筆の形をした建物がこの塔で、高さ67m、屋上まではエレベーターで行けます。
屋上のバルコニーでは360度、イスタンブールのパノラマが満喫でき、
対岸にあるアヤソフィアやブルーモスクを携えた旧市街の風景、
ボスアォラス海峡向こうのアジア側の景色、金閣湾を行き来する船がなんとも叙情的です。
特に夕刻時になると、オレンジ色に染まるイスタンブールの夕景は息を呑むほどに美しいです。
もともと、ガラタ塔は、528年にビサンティンのアナスタシウス皇帝が灯台として建設したのが始まりで、
1204年に第四次十字軍遠征で破壊されるものの、
1348年にジェノバ人たちの手によって再建されました。
メフメット2世の時には捕虜収容所に、ムラット三世のときには気象観測所として利用されました。
館内には塔の歴史を説明したコーナーや展望レストランもあります。
展望レストランではディナーが楽しめます。
【ポイント1】 混雑を避けたかったら、朝行くべし!
ガラタ塔は午後から夕刻時になると観光客やトルコ人客で賑わい、
小さいバルコニーでは歩けないほどの混雑ぶりになります。
混雑を避けたいなら、午前中に行くことをお勧めます。
夕景が見たいのであれば、夏は六時頃、冬は五時頃から行くといいでしょう。
【ポイント2】夜景も楽しみたいならのんびりとディナーも
展望所は18時半でしまってしまうので、夕景から夜景もじっくり堪能したいという人は、
レストランでディナーを予約してみては?
以前はオリエンタルショーもしていましたが、現在はショーはしておらず、
お酒の販売もやってないので、ご注意を。
予約の際は、電話0212-293-8180まで連絡を。
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアイスタンブール
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住所
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アクセス地下鉄M2線 シシハーネ Sishane駅 または ケーブルカーF2線 Karaköy駅から徒歩約7分
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電話番号+90-212-249-0344
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営業時間8:30-23:00
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定休日無休
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予算入場料 39ユーロ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
ガラタ・クレシ(ガラタ塔)周辺のおすすめ観光スポット
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