数々の映画、テレビ、CMで撮影に使われている有名なビルがこちら。なかでも有名な作品は、ハリソン・フォード主演の『ブレードランナー』、近年では『(500)日のサマー』、アカデミー賞受賞作『アーティスト』など。国の文化財にも指定されている建造物です。
こちらのビル、もともとは金鉱業の大富豪、ルイス・ブラッドベリー氏のビルで、建築家のジョージ・ワイマンによって1893年に建てられたもの。近未来をイメージしてデザインされたもので、現在でも現役のオフィスビルとして使われています。外観は、あまり一般的なビルとかわりないのですが、一歩足を踏み入れると雰囲気が一変。120年前に建てられたとは思えないほど、今見ても洗練されたデザインになっています。アイアンやテラコッタの壁の装飾もひとつひとつがとても繊細。吹き抜けの天井はガラス張りで、そこから入る光がエレベーターやフェンスの黒いアイアンワークの陰影をきれいに見せてくれます。1階にある郵便ポストに、煙突のような太い鉄の管がついているのは、上階からも手紙を投函することができる仕組み。また、鉄製の扉を手で開閉するエレベーターなど、時代を感じさせるあしらいも現役で動いています。
このビルは無料で見学できますが、一般の人が入れるのは一階部分と、入口付近の階段まで。最寄駅は、ダウンダウンにあるパーシングスクエア駅から徒歩3〜5分で、新旧さまざまな飲食店が入るグランドセントラルマーケットのすぐ向かいにあります。ブラッドベリービルディングは30分もあれば見れてしまうので、グランドセントラルマーケットとセットで訪れるのがオススメです。
Bradbury Building ブラッドベリービルディング
小山 陽子
(健康・美容ライター、エディター)
多数の映画の撮影場所となった 歴史的ビルディング
- 投稿日2017/10/11
- 更新日2019/02/20
2017/05訪問
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エリアヒストリック コア
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住所
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アクセスメトロB・D線 Pershing Square駅から徒歩約4分
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電話番号+1-213-626-1893
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営業時間[月-金]9:00-17:00 [土・日]10:00-14:00
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定休日無休
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公式サイト
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