ロシアといえば、カラフルなたまねぎ型の教会のイメージがだれでもあると思います。皆さんのイメージそのままの教会が、この「血の上の救世主教会」です。
しかし、この教会の名前はなんだかおぞましい…、と思った方がいると思います。ここで、アレクサンドル二世という皇帝が暗殺されたので、その名前がついているのです。
教会の建物は、モスクワのワシリー教会が赤やオレンジの暖色系を使っているのに対し、こちらは青や緑の寒色系が使われています。しかし、この教会の見どころは中にあります! 中はロシアらしいモザイク画にあふれています。小さいですが、見応えがあります。
この教会全体を撮る、私のおすすめの写真スポットはネフスキー大通りを越えたところにある銀行橋(ライオンが橋を口で支えている黄金の橋)からの眺めです。教会全体と黄金の橋と街の様子がすべて撮れるので、おすすめです!
血の上の救世主教会は、ネフスキー大通りに近い観光地だけあって、その分スリなどが多いエリアです。ここでは気を引き締めて歩いてくださいね。
地下鉄「ネフスキープロスペクト駅」から、徒歩1分です。
Church of the Savior on Blood 血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー大聖堂)
ロシアならではの、たまねぎ型のカラフルな教会
- 投稿日2015/03/23
皇帝の流した血の上に建てられた教会
- 投稿日2015/03/23
遠くからでも、その独特な形が目立つ純ロシア風の教会建築物が「血の上の救世主教会」。
「教会」という名称だが現在は博物館となっており、観光客の人気スポットの一つとなっている。
チケットを買って中に入ると、まずその内装の豪華さに圧倒されるだろう。モザイクの壁画や天井画も素晴らしいが、建物を支えている柱の一本一本にも天然石が使われている。
なお、名称にあるように「血の上の教会」は、皇帝アレクサンドル2世が暗殺されたまさにその場所に建てられている。
皇帝の住まいだった冬の宮殿から目と鼻の先で起こってしまった歴史的悲劇。その現場は、入り口を入ってすぐのところに柵で囲って保存されているので、ぜひ確認してほしい。
内部の観光が終わったら、隣接するロシア美術館の庭園を散策してみよう。庭園は無料開放されており、木漏れ日の中ほっと一息つける場所だ。
なお、注意してほしいのが、ネフスキー大通りから血の上の教会までの400mくらいの道。片側は細い運河で、もう片側にはレストランやカフェが並んでいる開放的な道だが、スリの被害が多いと有名。相手はプロで、ほんの数秒で財布やカメラが抜き取られる。観光客だけでなくロシア人も被害に遭っているので、貴重品からは目を離さないでほしい。
最寄駅は地下鉄2号(青)線「ネフスキープロスペクト」駅もしくは3号(緑)線「ゴスチニードヴォール」駅。徒歩3分。
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアサンクトペテルブルク
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住所
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アクセス地下鉄2号線 ネフスキー通り Nevskiy Prospekt駅から徒歩約7分
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電話番号+7-812-3151636
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営業時間[木-火]10:00-18:00, 5月1日-9月30日: [木-火]10:00-22:30
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定休日水曜日
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予算入場料(大人) 450ルーブル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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