サンクトペテルブルグの街全体を見渡せる場所があります。それは、街の中心地で一番高い、この「聖イサアク大聖堂」です。
「聖イサアク大聖堂」の歴史は、サンクトペテルブルグでも古い方で、ピョートル大帝の時代から、建物の形や場所は変わっているものの、続いています。ロシア人に「サンクトペテルブルグの大聖堂と言ったら?」と聞いたら、たぶん、この教会の名前が一番になると思います。それぐらい、ロシア人にとっては、とても大切な教会です。
教会の中はとても大きくて、きれいなモザイク画などがたくさんあります。ロシア正教会の特徴の一つ、いすがないことが、さらに広いと感じさせます。天気がよかったら、是非、教会の上へ行って、景色を堪能してください! ここからエルミタージュ美術館、ペトロパヴルフスク要塞、旧海軍省、ネヴァ川などがすべて見渡せます。ちなみに、景色について説明してくれるオーディオガイドもあるようです。
聖イサアク大聖堂の周りにも見どころはたくさんあります。聖イサアク大聖堂の前には市民ホール(マリインスキー宮殿)という大きな建物がありますが、その間に馬に乗った銅像があると思います。これはニコライ一世の銅像ですが、体を支える部分が馬の細い足2本のみ、という珍しい銅像なのです。他にも同じような馬の銅像はあるのですが、馬の足以外のもの(人や布や蛇など)で安定を取っています。また、すぐ近くに、日本からアイデアをもらったという「猫カフェ」(Yakubovicha ul.10)もあります。
地下鉄「アドミラルチェイスカヤ」駅から徒歩5分、ネフスキー大通りからバス(3、22、27)かトロリーバス(5、22)で行けます。ちなみに、バスはすべての停留所に泊まりますので、聖イサアク大聖堂が見えたところで、降りればオッケーです!
St. Isaac's Cathedral 聖イサアク大聖堂
展望台からの眺めは最高!な大聖堂
- 投稿日2015/03/23
金色に輝くドームを持つ世界最大規模の教会建築
- 投稿日2015/03/23
- 更新日2019/01/04
現在の聖イサアク大聖堂の建物は40年もの年月をかけて1858年に完成した。ピョートルⅠ世時代に作られた木造の教会から数えると4代目にあたり、世界で最も大きな教会建築の一つに挙げられる。泥湿地帯にあるサンクトペテルブルクの街に、これほど巨大な建造物を建てることは、当時の技術からは至難の業だったことは想像に難くない。
大聖堂の周りを取り囲む柱廊に立つ48本の円柱は、高さ17メートルで直径1,8メートル、重さはなんと一本当たり114トン。これらの円柱を立てるだけで、2年の歳月を要したという。どれだけ大変な建築作業だったか、聖堂の内部にわかりやすいレプリカが展示してあるので見てみよう。その円柱は、第二次世界大戦中にドイツ軍の空爆にさらされ今も爆撃の痕跡が残っている。
展望台に上ると、サンクトペテルブルクの街を一望することができる。階段は狭く急なので、足元に十分注意が必要。なお展望台に上るには、聖堂の入場券の他に別途展望台入場券が必要。
聖イサアク大聖堂は、ソ連時代には一時期「反宗教博物館」として利用されていたが、1990年に教会儀式が復活した。現在は記念博物館として一般公開されている。
最寄駅は地下鉄5号(紫)線「アドミラルテイスカヤ」駅、徒歩8分。
【現地クチコミ事務局よりお知らせ】------------------------------
ロシア正教会の「聖イサアク大聖堂」ですが、現在、
2025年までの予定で改修工事が行われているとの情報があります。
寺院の南側に足場が組まれ、一部箇所が閉鎖されているとのことですので
観光予定の方は、ご注意ください。
なお、この寺院は外観だけでなく、建物内の美しさも鑑賞に値することで知られています。
工事期間中も寺院内の見学は平常通り可能ということです。
2019年01月04日 現地クチコミ事務局
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアサンクトペテルブルク
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住所
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アクセス地下鉄5号線アドミラルチェイスカヤ Admiralteyskaya駅から徒歩約7分
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電話番号+7-812-3159732
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営業時間[木-火]10:00-18:00, 5月1日-9月30日: [木-火]10:00-22:30
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定休日水曜日
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予算入場料(大人) 450ルーブル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
聖イサアク大聖堂周辺のおすすめ観光スポット
- デカブリスト広場(元老院広場)
- アップサイド ダウン ハウス
- 宮殿広場
- ストロガノフ宮殿
- エルミタージュ美術館
- クンストカメラ(ピョートル大帝記念人類学 民俗学博物館)
- カザン大聖堂
- マリインスキー劇場
- ネフスキー大通り
- プーシキンの家博物館