Mariinsky Theatre マリインスキー劇場

サンクトペテルブルクの劇場の最高峰と言えば、「マリインスキー劇場」でしょう。ちなみに「マリインスキー」とは「マリア（女性の名前）の」という意味です。ロシアの劇場は、このようにロシア人の名前が付けられているものがほとんどです。
マリインスキー劇場は、三つの建物があります。一つ目は「マリインスキー劇場」、二つ目は「マリインスキー2」、そして三つ目は「コンサートホール」です。
皆さんがもし、「せっかくロシアへきたのだから、伝統ある劇場で本場のバレエが見てみたい」などという目的で、マリインスキー劇場へ来るのであれば、どの劇場でやるかは、とても重要です。そんなあなたには「マリインスキー劇場」をお勧めします！いい意味で古くて、かわいい劇場です！　私の一番のお薦めです！
しかし、皆さんが大のバレエ・オペラファンで、「場所や雰囲気なんか関係ない、すばらしい音響や舞台装置などでしっかり見たい」という目的でしたら、「マリインスキー2」の方がぴったりだと思います。この「マリインスキー2」は2013年にできたばかりの劇場なのです。
また、コンサートを見る方はきっと、有無を言わさず「コンサートホール」になると思います。こちらのホールは、札幌のコンサートホールに感嘆したマリインスキー劇場の関係者が、それを設計した日本の設計会社にお願いして作ったというコンサートホールです。こちらには札幌のコンサートホールの写真が飾られており、日本人として誇りに思ってしまいます（笑）
マリインスキー劇場への最寄りの駅は「サドーヴァヤ駅」で、そこから歩いて20分ぐらいかかります。ネフスキー大通りから3番、22番、27番のバスに乗るのが一番便利だと思います。マリインスキーの緑のかわいい建物が見えてきたら、バスを降りてくださいね。

芸術の都と呼ばれるサンクトペテルブルク。
世界的に有名なロシアバレエを鑑賞するなら、マリインスキー劇場をがおすすめ。

ロシアは優れた芸術家を数多く輩出しているが、その中でも作曲家のチャイコフスキーが手掛けたバレエ演目の作品は、今日でも市民に大人気の公演。

マリインスキー劇場には、第1ホール（本館）、第2ホール、コンサートホールがあり、チケット購入の際は注意が必要。チケットは、マリインスキー劇場の公式ホームページからオンラインで購入可。座席指定も可能。

マリインスキー劇場は格調ある劇場なので、鑑賞の際はドレスコードにも気を付けたい。特に夜の公演は、女性はワンピース等、男性は襟付きのシャツ等少し意識したものを着用したい。それほど厳格な基準があるわけではないが、サンダル・ジーパン・Ｔシャツだと、周りのロシア人からの視線が痛いかもしれない。

建物に入ったら、冬であればまずは上着やコートをクロークに預けよう。引き換えに番号札を受け取り、いざ館内へ。まずはチケットを係員に見せよう。自分の席によって入り口や階段が違うので、係員の指示に従う。自分の席にたどり着いたら、ゆっくり劇場の雰囲気を味わってほしい。館内にはブッフェスペースもある。

ゆっくり劇場内の見学もできるよう、開演の40分前くらいの到着を目指したい。

最寄駅は地下鉄４号（オレンジ）線と２号（青）線と5号（紫）線が交差する「スパススカヤ」駅（オレンジ線の駅呼称）。徒歩約20分。