「サンクトペテルブルクの美術館」と言ったら、「エルミタージュ美術館」ですが、この「ロシア美術館」を忘れてはいけません!
「エルミタージュ美術館」でピカソやゴーギャンなどの名画に触れて、「あれ? ロシアの美術館なのにロシア人画家の絵がないぞ」と思ったかたもいるのではないでしょうか。実は、サンクトペテルブルクでは、外国人画家とロシア人画家の美術品は美術館を分けられて展示されているのです。しかも、実は、「ロシア美術館」はロシアの美術館で最大のコレクション数なのです!
この美術館の中で一番有名なのはブルーロフが書いた「ポンペイ最後の日」という絵でしょう。しかし、あまり芸術に興味がない人におすすめしたいのは、昔のサンクトペテルブルクが書かれた絵です。実際に歩いてみたサンクトペテルブルクと昔の姿を比べることで、楽しめます。
また、「ロシア美術館」のすぐ隣りに「ロシア民族博物館」もあり、こちらもお薦めです。「ロシア」という大きい国に、たくさんの民族や文化があることが良くわかるので、ロシア美術館に行く際にはこちらにも寄ってみてください。
「ゴスチーヌィ・ドヴォール駅」から歩いて3分程のところにあります。
The Russian museum 国立ロシア美術館
ロシアで最大のコレクション数を誇る美術館
- 投稿日2015/03/23
- 更新日2024/03/26
ロシア美術の傑作品が一堂に
- 投稿日2015/02/14
- 更新日2016/03/24
エルミタージュ美術館がヨーロッパや世界各地から集められた美術品の宝庫とすると、ロシア美術の傑作品が収蔵されているのが国立ロシア美術館。
ロシア美術というと、モスクワにある「トレチャコフ美術館」が世界的にも有名だが、サンクトペテルブルクの国立ロシア美術館の収蔵品は37万点近くとそれに次ぐ規模。
建物の内部は複雑なので案内をよく見て進もう。まず美術館の建物に入ったら、左手にあるチケット売り場へ(チケットを事前にオンラインで購入することは今のところ残念ながらできない)。上着やコートを着ていれば、必ずクロークで預けて番号札をもらう。このフロアにミュージアムショップ(ガイドブックやお土産が多数あり)やトイレ、カフェなどがある。美術館に入場するためには、階段で2階へ上がり自動改札を通る。
国立ロシア美術館には、イコン美術から現代美術まで収められており、部屋番号「1番」から順を追って見ていくのがおすすめ。ただ、前述したとおり展示品の数は膨大なので、限られた時間ですべてを鑑賞するのは難しい。
ここでは、ぜひ鑑賞してほしい画家を2人挙げる。
イヴァン・アイヴァゾフスキー:「海」をテーマに数千に及ぶ作品を描いた画家。彼の作品を見ると、まるで目の前に海が現れたかのような錯覚にとらわれる。
イヴァン・シーシキン:ロシアの原風景である森や自然を描いた画家。ロシア人の間で非常に人気がある。
その他、19世紀後半に活躍したレーピンやスーリコフ、ロシア現代美術を代表するマレーヴィッチやカンディンスキーなど、見学時間は短くても2時間は確保したいところ。
最寄駅は地下鉄2号(青)線「ネフスキープロスペクト」駅、もしくは地下鉄3号(緑)線「ゴスチニードヴォール」駅、徒歩3分。プーシキンの像が建っている芸術広場の正面に位置する黄色い建物。
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアサンクトペテルブルク
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住所
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アクセス地下鉄2号線 ネフスキー通り Nevskiy Prospekt駅から徒歩約6分
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電話番号+7-812-5954248
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営業時間[水・金-月]10:00-18:00 [木]13:00-21:00
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定休日火曜日, 12月31日,1月1日
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予算入館料(大人) 550ルーブル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
国立ロシア美術館周辺のおすすめ観光スポット
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