エカテリーナ宮殿は、サンクトペテルブルグ市から約25km南にある広大な「ツァールスコエ・セロ―国立博物館保護区」の中に位置する。
ツァールスコエ・セローの始まりは、ピョートルⅠ世が妻に送った小さな宮殿と庭園だったがその後別荘地として代々の皇帝たちに愛された。残念なことに建物の多くは第二次世界大戦で大きな被害を受け、現在その大部分は改修されたものである。
観光の一番の見どころは、やはり「琥珀の間」だろう。壁一面に施された琥珀細工には言葉を失う。この部屋のみ写真撮影は禁止。またエカテリーナ宮殿の室内装飾の特徴は、ふんだんに「金」を使っていること。その使用総量には驚きを隠せない。ぜひガイドさんの説明に耳を傾けよう。
エカテリーナ宮殿はエルミタージュ美術館と並ぶ、サンクトペテルブルクの人気観光地。ロシア全土、そして世界中から多くの観光客が押し寄せ、特に新緑の季節、夏季、黄金の秋シーズン(大体5月~9月)までは、大混雑の様相を呈する。
公式HPから事前にオンラインでの購入が可能なので、確実にこの日に行くと決めていればあらかじめの購入をおすすめする。
現地で入場券を購入する場合は、チケットブースに並び入場時間指定のチケットを購入する。特に夏季は、朝一番で現地入りした方が良い。当日の入場券が、午前中に完売となることも珍しくない。
エカテリーナ宮殿への訪問で最も手軽な方法は、英語での日帰りツアーに参加すること。ネフスキー大通りの中心部「ゴスティニー・ドヴォール」地下鉄駅近くに、現地発着のツアースタンドが数多くあり、その場で申し込む。往復のバスと現地の入場券、ガイド料金などが含まれて所要約5時間で、1人3000ルーブル前後から。
最後に、市内から離れているためアクセスが難しいが、個人で行かれたい方に、一般的な2つの方法を記載する。
1)タクシー利用
短い時間で効率的に観光されたい方に最適。市内からの所要時間約40分。おすすめのタクシー会社は「GetTaxi」。インターネットサイトから現在地や目的地を入力するとすぐに料金や車両情報が入手でき、英語での入力かつ安価だと現地在住の日本人にも好評。
2)地下鉄+バス(小型バス)利用
比較的時間がある旅行者の方に最適。ロシア人にもこの行き方が一般的。地下鉄2号線「モスコフスカヤ」駅から、バス(小型バス)286番、287番、342番、347番、545番に乗る。市内からの所要時間は1時間はみておきたいところ。
Catherine Palace and Park エカテリーナ宮殿
「琥珀の間」が有名な世界遺産
- 投稿日2016/03/30
- 更新日2016/03/31
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ジャンル城・宮殿
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エリアサンクトペテルブルク
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住所
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アクセススタンツィヤ・ツァルスコエ・セロ駅から車で約6分
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電話番号+7-812-4666674
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営業時間公園 - 4月中旬-7月: 7:00-23:00, 8月: 7:00-22:00, 9月-4月中旬: 7:00-21:00, 宮殿 - [水-月]10:00-18:00
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定休日火曜日,毎月最終月曜日,12月25日,1月1日
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予算入館料(大人) 1,330ルーブル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。