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リスボン (ポルトガル) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Rossio Square ロシオ広場(ドン・ペドロ4世広場)

フィリグラーナ (インポーター)

リスボン観光の中心地!

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ロシオ広場 (Praça de Rossio)は、リスボンの中心に位置する広場で、
正式にはペドロ4世広場(Praça de D. Pedro IV)といいます。
15世紀頃から民衆が集まる場所として使用されてきましたが、その用途はそれぞれの時代で異なりました。

■歴史的背景
15世紀から16世紀にかけて、このロシオ広場付近には病院が建てられ、広場のほとんどを占めていましたが、
1755年のリスボン大地震でほとんどの建築物が崩壊し、その後建て直されました。
国王ジョセ1世により国政を委ねられていたポンバル侯爵の力により、典型的なポンバル様式が施されました。

この時、ロシオ広場とコメルシオ広場はアウレア通りとアウグスタ通りによりつながりました。
しかし、ポンバル侯爵の独裁的な権力に大貴族たちの不満はつのり、
ついには1758年にジョゼ1世暗殺未遂事件が起こりました。
これに激怒したポンバル侯爵は、多くの大貴族を逮捕し、何人かはこの広場で公開処刑されました。

19世紀に入ると、広場にはポルトガルの典型的モザイクの石畳が施され、美しい広場に姿を変えました。
噴水やペドロ4世の銅像が建てられたのもこの頃です。
そして鉄道のロシオ駅が1887年に建設され、広場は市民の集まる場になりました。

現在では、待ち合わせ場所として多く使われ、
19世紀ごろから営業している由緒あるカフェなども残り、リスボンで最も賑やかな広場となっています。

■見どころ
リスボン観光の中心地と言っていいほどの広場です。ここを起点に観光していくと、地図なども見やすいと思います。

この広場で目に飛び込んでくるのが、マリア2世国立劇場。
1846年に完成されたイタリア人建築家による美しいネオクラシカル様式の劇場です。
ただし、20世紀に火事により全壊しており、現在の建物は1978年に再建されたものです。
今でも一流の劇場として運営されています。

またこの広場にはいくつものカフェがありますが、
カフェ・二コラは18世紀創業の老舗で多くの政治家や詩人が通ったことで知られています。
ケーキから本格的な食事を楽しみながら、クラシカルな店内で中世に思いを寄せることができます。

またリスボン地方名物のさくらんぼのお酒、ジンジーニャもここロシオ広場で人気の飲物です。
マリア2世国立劇場の右手にある有名店A Ginjinhaで試してみてください。
甘くて美味しいですがアルコール度数は20%前後なので飲みすぎには注意してくださいね。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。