日中にヘンリエッタ・ストリートを歩いていると、ポーターズ・イングリッシュ・レストランの
店前に置かれたメニューを吟味している親子連れをよく見かけます。
また夜になって多くの近隣のブティックが店じまいをした後も、いつもお客さんでいっぱい。
店内に入れば、その人気の理由が即座に分かるはずです。
白いシャツの上に緑色のエプロンをかけた店員、かごいっぱいに入ったレモン、
歴史を感じさせる深い色の木材を使った内装などが、
なんだかとってもレトロな雰囲気を醸し出しているのです。
さらによく店内を見渡すと、上方にはいくつものうちわがそよいでいたりするなど、
遊び心がうかがえる工夫がちらほら。
ここでは、イギリスの大衆的な料理を上品にいただくことができます。
同店が「料理におけるオリンピックのイギリス代表」と呼ぶのは、
ステーキ・アンド・キドニー・プディング(£12.95)。
魚が好みという人には、タラ、サケ、エビといった海産物とクリーミーなシチューを
パイ生地で包んで焼いたフィッシャーマンズ・パイ(£12.95)がお勧めです。
料理はどれも良心的な価格に設定されていて、子供が大好きなアイスクリーム(£4.85)は
ホームメイドのものを用意してあり、生ビールもサーブしてくれます。
家族連れに適したレストランと言えるかもしれません。
Poters English Restaurant ポーターズ イングリッシュ レストラン
家族連れでイギリスの大衆的料理を味わうのに最適
- 投稿日2015/01/20
いろいろな味に出会える! 伝統のパイ料理を食べよう
- 投稿日2015/01/20
イギリス庶民の味の一つに、コテージ・パイやシェファーズ・パイ、
ステーキ&キドニー・パイにフィッシュ・パイといったパイ料理があります。
パイ料理とはシチュー状のものを器に入れて、
上から「フタ」をしてオーブンで焼いた料理のことで、
フタになるのはサクサクのパイ生地、もっと歯ごたえのあるペイストリー生地や
マッシュ・ポテトなどさまざま。
中身のシチューもゲーム肉やラム肉、チキンに魚を使ったものなどバラエティに富んでいます。
伝統の味から一ひねり利かせたものまで、豊富なパイ料理の数々を取り揃えているのが、
コベント・ガーデン・マーケットにほど近いポーターズ・イングリッシュ・レストラン
(Porters English Restaurant)です。
1979年創業の老舗ではありますが、レストラン自体はいたってカジュアル。
パイ料理だけでなく、フィッシュ&チップスやトード・イン・ザ・ホールといった
イギリスならでは料理を気軽に楽しめるのが魅力なのです。
メニューの中に「ステーキ&キドニー・プディング」という名物がありますが、
メイン料理なのにどうして「プディング?」と思う方もいるかもしれません。
イギリスではデザートのことも「プディング」ですが、
小麦粉や油脂、肉や果物を混ぜて 固めて蒸したものはなんでも「プディング」なんです。
この「ステーキ&キドニー・プディング」は、
バターの代わりにスエットという動物の脂を加えた小麦粉生地で
ステーキ&キドニー入りのシチューを包んで蒸して仕上げたもの。
日本ではまずお目にかかれない貴重な品・・・とはいえ、スエットが入ったクラスト生地は、
バター入りよりも意外とさっぱりとした仕上がりになるのが不思議。
ぜひ一度お試しあれ。
そんな冒険はしたくないワ、という方は、「puff pastry」と書いてあるものが
日本人になじみの深いサクサクのパイ生地がフタになっているものです。
デザートにはもちろん、イギリスらしい「プディング」を召し上がれ!
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ジャンルイギリス料理
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エリアコヴェント ガーデン
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住所
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電話番号+44-20-78366466
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営業時間[日-火]12:00-22:30、[水・木]12:00-23:00、[金・土]12:00-23:30
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予算12ポンド~
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公式サイト
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