BBCドラマで2010年から放送された現代版『シャーロック(SHERLOCK)』に登場するカフェ。ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ役)とマーティン・フリーマン(ワトソン役)の2人が住む下宿「ベーカーストリート221b」のドアは、この店の左隣に見える黒いドアです。ドラマではベーカーストリートの設定ですが、撮影が行われた場所はユーストン・スクエアから徒歩2分ほどのノース・ガウアー通りにあります。
現在本当の「ベーカーストリート221b」には『シャーロック・ホームズ・ミュージアム』が建っています。この通りは人通りも車通りも多く、撮影が難しいということで、雰囲気の似ているこの場所に決まったとか。撮影時も店名が同じ「Speedy’s Café」だったことも、この店がロケ地として有名になった理由でしょう。
ドラマの大ヒットもあり、今では世界中の『シャーロック』ファンが訪れる人気観光地になっていますが、2002年にオープンした当初はごくごく普通の地元御用達の食堂だったそうです。今でも見た目はオープン当初と変わらず、観光客にまじって地元の人たちも訪れる庶民的な雰囲気です。
これだけ観光客が訪れても地元の人たちが利用するのは、物価の高いロンドンとしては値段がかなり良心的なことと、オーナーのクリスさんやスタッフの雰囲気が変わらないからでしょう。ユーストン駅からも徒歩5~6分ほどなので、アクセスも悪くないです。
私は朝食で利用することが多く、行列の可能性もあるので今年は早朝(7時頃)に行ってみました。さすがに午前7時だとお客さんはいませんでしたが、いつもは満席です。店内はテーブル席が20席ほどですのでそれほど広くはないですが、春夏など晴れている日は外にもテーブル席があります。
ここの定番はイングリッシュブレックファストとオムレツ、バーガー類です。トーストに2つの目玉焼きとベーコン、ソーセージ、トマト、ベイクドビーンズがたっぷり盛られた「フルイングリッシュブレックファスト」は5.45ポンド。「シャーロックブレックファスト」(8.50ポンド)は、トーストにスモークサーモンとスクランブルエッグ、アボカド、マッシュルームというちょっと贅沢な食材を使っています。
私はサーモンが大好きなので、「シャーロックブレックファスト」を注文することが多いですが、店内のお客さんの多くは「フルイングリッシュブレックファスト」を注文していますね。
イギリスが初めてという友人と来たときは、そのボリュームの多さに驚かれましたが、私はいつもぺろりと完食。注文後スピーディーに料理が運ばれてくるので、時間のない人にもお薦めです。
店内の壁には、『シャーロック』のドラマが撮影されていたときのカンバーバッチら出演俳優とオーナーとの記念写真やロケ中の写真が飾られていますので、こちらも要チェックです。ドラマファンの人はもちろん、ファンではない人も楽しめるローカルな食堂です。
スタッフは英語のみ、日本語は通じません。メニューも英語のみ。支払いはクレジットカード利用可能です。
Speedy's Cafe スピーディーズ・サンドウィッチ・バー&カフェ
木谷朋子
(旅行ライター&エディター)
現代版ドラマ『シャーロック(SHERLOCK)』の人気ロケ地
- 投稿日2019/12/23
2019/06訪問
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ジャンルカフェ
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エリアユーストン
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住所
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アクセス地下鉄サークル線・メトロポリタン線・ハマースミス&シティ線 Euston square ユーストン・スクエア駅から徒歩約5分
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電話番号+44-20-73833485
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営業時間[月-金]6:30-15:30 [土]7:30-13:30
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定休日日曜日
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公式サイト
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