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ロンドン (イギリス) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(9人)詳細

Statue of Eros ピカデリー サーカス エロス像

伊藤 雅雄 (フリージャーナリスト)

ロンドンで最もロンドンらしい場所。街歩きはここを起点にスタートしては。

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エロスの像は、ロンドンのおへそ的な位置にあるピカデリーサーカスの中心に立っています。このモニュメントの正式名称はシャフツベリー記念噴水と呼ばれ、1892年にシャフツベリー伯爵の慈善活動を記念して建てられました。誰もがこの像を「エロス」と呼んでいますが、作者のアルフレッド・ギルバートが作ったのはエロスの弟である「アンテロス」。本来のエロスとは羽の形が異なるそうです。現在、この場所には噴水はありません。

さて、エロス像のある広場に行ってみましょう。円形の像の台座に思い思いの姿で座っている人、その周りで写真を撮っている人、そしてこの像を目印に集合をかけているグループがいたりと、いつも大勢の人々で賑わっています。そんな賑わいが感じられるこの光景こそが、最もロンドンらしい場所と思う所以です。ここを起点に、美しい曲線が特徴的なリージェントストリートを歩いて行くと、ロンドンきってのショッピング街のあるオックスフォードサーカスへと繋がっています。

ここの北側にある電光掲示板広告には数十年にわたり「SANYO」の文字が掲げられていました。日本の企業名がロンドンの風景にとけ込んでいたのですが、残念ながら今はその広告はなくなってしまいました。

改めてじっくりとエロス像を眺めてみると、弓は持っているけれど、矢がないことに気がつきます。
放たれた矢は、優雅な曲線を描くリージェントストリートに向かって飛んで行ったのでしょうか?

2016/10訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。