テニスの四大国際大会のひとつ、ウィンブルドン選手権。一度は現地で観戦してみたいという方も多いでしょう。でもロンドン旅行が選手権の時期でなかったら、同じ敷地内にあるウィンブルドン ローン テニス博物館をぜひ訪ねてみてください。
博物館では、テニスのはじまりや19世紀に始まったウィンブルドン選手権の長い歴史が紹介されています。初期の変わったルールや昔の優雅なラケットを見るのもおもしろいですし、大会歴代の名試合やチャンピオンの展示も豊富。
往年の名選手、ジョン・マッケンローが語りかける動画や、実際の試合のビデオ、チャンピオンが使ったラケットやユニフォーム、中にはバーチャルリアリティを使って会場にいる目線で過去の大会を振り返る展示もあります。
ウィンブルドン選手権の優勝トロフィーとプレートは、チャンピオンに渡された後、実はこの博物館に戻しているのだそうで、その本物を見ることもできますよ。
さらに博物館の入場券で無料ツアーに参加すると、毎年決勝戦が行われるセンターコートを見学することができます。テレビで見る芝生の美しいこのコートを客席から見た時には、テニスに詳しくないわたしも感激でした。無料ツアーは博物館前から1時間おきにあり、所要時間約15分です。
ウィンブルドンをもっと楽しみたい方には、別料金のスタジアム見学ツアー(公式サイトからの事前予約が必要)もおすすめ。選手のロッカールームや記者会見場など、スタジアムの施設を90分歩いて案内してくれます。時期によってツアー内容が変更になることもあるので、詳しくは予約時にご確認を。
オリジナルグッズの品揃えが豊富なショップも見ごたえたっぷり。ネーム入りのテニスウェア、ラケット、タオルなど、さまざまな公式グッズがあり、選ぶのに困るくらい! カフェではウィンブルドン名物ストロベリー&クリーム(イチゴに液状のクリームを添えたもの)も味わってみてくださいね。
入場料は、博物館のみだと大人13ポンド、子供(5~16歳)8ポンド、高齢者などは11ポンド。見学ツアー込みだと大人25ポンド、子供15ポンド、高齢者などは21ポンド。家族割引もあるので予約時にご確認ください。博物館には無料の日本語オーディオガイドがありますが、見学ツアーは英語のみです。
なお、大会中は観戦チケットがないと博物館に入館できませんのでご注意ください。
ウィンブルドンは、ロンドン郊外といっても市内から地下鉄で約30分の距離。博物館へは地下鉄サウスフィールズ駅から15分ほど歩いて向かうのがおすすめです。地図で見ると他の駅も近そうですが、広い敷地内に入るゲートが限られているので、これが一番わかりやすい道です。
駅からの行き帰りに閑静な住宅街を眺めるのもいい感じ。近くのウィンブルドンヴィレッジはカントリー風の街並みで、おしゃれなお店でショッピングや食事が楽しめます。
Wimbledon Lawn Tennis Museum ウィンブルドン ローン テニス博物館
ラッシャー貴子
(翻訳者/ブロガー)
あこがれのウィンブルドンで、優勝トロフィーとセンターコートをこの目で見よう
- 投稿日2020/04/16
2017/06訪問
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアウィンブルドン
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住所
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アクセス地下鉄ディストリクト線 サウスフィールド Southfields駅から徒歩15分
路線バス493番線 ウィンブルドンテニスクラブ&博物館バス停すぐ -
電話番号+44-20-8946-6131
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営業時間[4月-9月]10:00-17:30 [10月-3月]10:00-17:00
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定休日無休
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予算入場料(大人) 15ポンド
(子供) 10ポンド
ツアー付き(大人) 30ポンド
(子供) 20ポンド -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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