天文台がある場所は、グリニッジマーケットなどがある町の中心部から南方に20分くらい歩いた、グリニッジ公園の高台にあります。
天文台からは、金融街カナリウォーフのビルなどが見え、景色が素晴らしいです。
グリニッジは、「マリタイム グリニッジ(郡都市グリニッジ)」という名称で、
貿易港として繁栄したその歴史的建築物郡が、1997年に世界遺産に登録されました。
グリニッジの町の中心に近い駅は、カティ サーク(Catty Sark)という駅です。
グリニッジ駅から中心へは、5分ほど歩きます。天気の良い日には、天文台に行ったついでに、
マーケットやテムズ川沿いのパブでおしゃべりなど、1日かけてぶらぶらとゆっくり楽しむのもお薦めです。
各国が海外進出を競っていた大航海時代。
海難事故が多く発生していたなどの背景もあり、
船の正確な位置を把握する航海術が必要であると考えたチャールズ1世によって、
当時宮殿が置かれていたグリニッジに、王立天文台が設立されたのが1675年、
1884年にはグリニッジ子午線が世界の本初子午線となりました。
現在では、天文台としての役目は失ったものの、天体を観察するときに使用されていた天体望遠鏡や時間に関するものが展示されるなど、博物館として機能しています。
敷地内には子午線が引かれており、子午線をまたいで写真を撮る観光客で順番待ちの列ができています。
夜には子午線に沿ったライトが夜空を照らします。
天文台の屋根についている「タイム ボール」と呼ばれる赤いボールは、毎日12時55分に上がり、13時に下に落ちる仕組みとなっており、
今のような精密な時間がなかった時代、遠方からもこのボールが落ちるのを確認し、時計を直していたそうです。
住所 : Blackheath Avenue, London SE10 8XJ, UK
ホームページ :ww.rmg.co.uk/roal-observatory
電話番号 :+44020 8858 4422
駐車場 :なし
Royal Observatory Greenwich グリニッジ天文台
授業でも習ったあの標準時子午線
- 投稿日2015/05/01
- 更新日2020/09/02
世界の標準時の基準となる天文台。経度0度線を跨いでみてはいかが
- 投稿日2014/09/30
15世紀の後半、英国をはじめとする欧州諸国が新たな土地への上陸を目指す「大航海時代」が訪れます。
より正確な航海のため、英国はこのグリニッジに天文台を設置し、星の動きを見ながら
経度や緯度を割り出す技術を生み出しました。
この場所が「経度0度」と決まったのは19世紀のこと。
現在は天文観測は行われていませんが0度線の位置はもちろん不変。
いつも「線」を跨ぎに来る観光客でにぎわっています。
天文台のある丘のふもとにある国立海事博物館は、15世紀以降の英国の航海術の歴史が
一目でわかる展示物がずらり。
あのタイタニック号で代表される豪華客船に関する出展もあります。
テムズ川畔には、インドや中国から紅茶を運んだ帆船「カティーサーク」が置かれています。
天文台や海事博物館を含むグリニッジ一帯はユネスコの世界遺産に登録されています。
グリニッジの街にあるマーケットには、数多くのスナックの屋台が出ているほか、
街にはさまざまなカフェやレストランがあり、食事のスポットには事欠きません。
グリニッジへは電車でも行けますが、街の中心からテムズ川の高速船で向かうことをお勧めします。
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ジャンル博物館・ミュージアム 世界遺産
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エリアブラックヒース
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住所
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アクセスグリニッジ Greenwich駅から徒歩約10分
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電話番号+44-20-83126608
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営業時間通常営業:10:00-17:00(最終入場16:15) [6月1日-8月31日] 10:00-19:45(最終入場19:00) [9月1日9月30日] 10:00-18:00(最終入場17:15)
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定休日無休
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予算入場料(大人) 20ポンド
(子供) 10ポンド -
公式サイト
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