レオナルド・ダ・ヴィンチを想像する「Vincci」 だけに、イタリアのチェーン・ホテル かと思いきや、スペインのホテル王ルフィーノ・カレロ氏が2000年に開始したグループ です。
スペインでは「ヴィンシ」と呼ばれています。
スペインを中心にチュニジア、NY、リスボンなど35都市で4・5つ星のラグジュアリーホテルを展開していますが、「この値段でこのサービス!」と大満足できるホテルなのです。
まずは立地が嬉しいヴィンチ・ソーホー。サンタ・アナ界隈の中にあるので、プラド美術館へは歩いて3分。シベーレスの噴水まで5分、セラーノ通りの始まるアルカラ門まで徒歩10分という便利さです。 サンタ・アナ広場を越えたら、マヨール広場はすぐそこです。
さらに、パセオ・デ・プラド通りを プラド美術館側へ渡れば、バス27番線で、FCレアル・
マドリードのサンチャゴ・ベルナベウ・スタジアムまで行けます。
マドリードで最も美しいカステジャーナ通りの風景を眺めながらバスで行くのは、地下鉄よりも開放感があって楽しいですよ。
ヴィンチ・ソーホーのすぐ下、ホテル・ウェスティン前の広場にはスターバックスがあり、
広場からはアトーチャ駅へ行くバスが出ているのも便利で経済的。
中に入って驚くのは館内の広さ!なんとヴィンチ・ソーホーは、5棟の建物が合体した巨大複合ビルディングなのです。その上、部屋は2重ガラスの防音窓が2枚の4重防音で外部の音を完全にシャットアウト。バルが並ぶ人気ストリートとは思えない静かさです。
客室数は169室。部屋の形は25種もあり、2部屋がつながったしたスィートに至っては、110㎡という広さです。
紫、グレー、苔色を基調色とした落ち着た部屋は、ウッディなクローゼット、カーテンとのトータルコーディネートでヴィンチ独特のセンス の良さが溢れ、快適な滞在を約束してくれます。
ヴィンチ・オリジナル・アメニティが充実したバスルームは、洗面所も広くてゆったりしています。
ところで、ファサードに張り付く大きなトカゲのオブジェがユニークなヴィンチ・ソーホーですが、なぜトレードマークがトカゲなの――? そう思う方も多い事でしょう。
実は近くにマドリードの建築学校があり、毎年6月あるいは9月、地区のデコレーション
イベントが開かれているのだとか。
数年前、建築学校の学生さんたちがトカゲのオブジェを作り、ホテルの壁面を借りて展示したところ大人気となり、住民たちから「取り外さないで!」と要望 が出たのだそうです。
建築学校とはその後も交流が続き、館内のラウンジには、学生たちが作ったアイデア・オブジェも飾られています。
一見クールなホテルに見えるヴィンチ・ソーホーは、アットホームな魅力に溢れているのです。 スタッフもとってもフレンドリー。
廊下やロビーでスタッフとすれ違ったら、恥ずかしがらずに、「HOLA (オラ)!」 と気軽に挨拶をしてみてくださいね。きっとステキな笑顔が返ってきますよ。
Vincci Soho ヴィンチ ソーホー
河合妙香
(記者、カメラマン、経営者)
ユニークなトカゲのトレードマークの理由とは?
- 投稿日2014/09/30
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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