1975年にマドリードの中心に創業して以来、和食を恋しがる人々の胃袋と心を癒し続け
てきた大切なお店です。どん底の救われた人々は、一体どのくらいいることでしょう!
ソル広場とプラド美術館を結ぶ坂道、サン・ヘロニモ通りの頂上あたり(ソル広場から
はロータリーにぶつかりますが、サン・ヘロニモ通りを進んでください)
ホテル・サンタンデール脇のエチェガライ通りを曲がったらすぐです。
向こう隣にはヘレス酒で名を馳せている渋くてかっこいいバル、ヴェネンシアがあります。
赤提灯に暖簾。和風な玄関を一歩入ると、親子連れ、女性グループ、観光客、ビジネス
客で溢れているところは日本と同じ光景ですが……
「トリワサ、ツキミウドン、テンプラ、サシミ、ポルファ・ボール」
こうスラスラ注文しているお客さんは、なんと大半がスペイン人。
升酒をちょびちょび飲みながら、なじみの店員さんに世間話をするスペインの親父さん
もいるし、幕の内弁当を注文してから、お茶を飲みはじめる女性グループもいます。
日本料理がマドリードの人々の生活に自然に溶け込んでいるのは、40年間もここで営業
を続けてきた「どん底」のおかげですね。
日本料理店のない地方都市では、見ることのできない風景ですから。
そんなどん底でお薦めなのが、豪快なちらし寿司です。
地中海や大西洋で穫れたての中トロ、ルビーナ、アジなど15種類ものネタが3枚重ねで
並ぶどんぶりは圧巻です。これで18€ですから、食べないと損!
日本では考えられない値段とクオリティなのは、スペインの地産地消だからなのです。
マドリードのどん底で、ぜひ、本物のお刺身を味わってくださいね!
……、一つ提案があります。せっかくマドリードにいるのですから、どん底へ行く前に、
粋な飲み歩き、つまり、スペイン流タペオをしましょうよ。
サンタンデールホテルから入って、どん底の向こう隣の大人が集まるかっこいいバル、
ヴェネシアンでシェリー酒を一杯やってから、どん底でお刺身を食べる、ざるそばで
〆るのはいかが?
また、どん底とこのヴェネシアンがあるエチェガライ通りを、どん底を背にしてまっすぐ
5分歩けばサンタ・アナ広場、「ラス・レトラス」界隈の目抜き通り、ウエルタ通りです。
まずはこの界隈で飲んでから、どん底へ向かってもいいですね。
地の利を生かしたすてきなタペオの夜をぜひ楽しんでくださいね!
Donzoko どん底
河合妙香
(記者、カメラマン、経営者)
スペイン地産地消でネタが新鮮 人気日本料理店
- 投稿日2014/09/30
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ジャンル日本料理
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エリアウエルタス
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住所
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電話番号+34-91-4295720
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営業時間[月-土]13:30-15:30、20:30-23:30
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定休日日曜日
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予算25~50ユーロ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
どん底周辺のおすすめグルメスポット
- カサ ミラ
- ラ・カサ・デル・アブエロ(ニュネス・デ・アルセ通り)
- ラ リア
- ラ ロトンダ (ザ ウェスティン パレス ホテル内)
- ラス ディエス タパス デ サンタ アナ
- レスタウランテ エル カルデロ
- カサ アルベルト
- ビィ クール(ウエルタス店)
- ラ マジョルキナ
- タベルナ デ ラ ダニエラ(メディナセリ店)