Yakitoro ヤキトロ

最近、料理番組で引っ張りだこのAlberto Chicoteのスペイン和食屋。このチコーテ氏、昔マドリードにNODOという伝説の和食フュージョン店を持っていて星まで獲得した後、店を閉め、料理番組に特化した後、待望の彼の2号店・YAKITOROが2014年7月にオープンになりました。

和食を含むアジア料理が多いこのレイナ通り、角でひときわ目立つガラス張りの店内はスタイリッシュだけど日本の焼鳥屋をイメージして店内中央には炭火焼所があります。テーブル席の真ん中には氷が張っており、飲み物が冷たいままサーブできる気配りがされています。

定食メニューはなし、でもどれもコスパに優れた美味しい一品です。特にお勧めなのが、Tomate con jengibre...（トマトとガリとオリーブオイル）3,70ユーロは日本人には何とも言えず落ち着く、驚きの組み合わせでドレッシングまで飲み干したいくらい。Dados berenjena...（ナスの天ぷら赤味噌とパプリカパウダーソース）3,60ユーロはトロトロしたナスに赤味噌ソースが絶妙。Entrecostillas（和牛の炭火焼）5,60ユーロは柔らかく中は少しレアで仕上げられています。Pollo frito ...cani（Caniソースでコーティングした鶏唐）はカリッと仕上がった鶏に甘酸っぱいソースがたまりません。付け合せのPatatas fritos...sesamo tostado（ポテトフライの天ぷら煎りゴマソース）は子供もパクパク食べてしまう味。他にも炭火焼の赤マグロも美味。チャーハンなどご飯系もあるので日本人には嬉しいです。デザートは、Furutas con...azafran（季節のフルーツサフランソース）はスッキリしててサフランの香りが更に引き立ててます。4-5品を二人でシェアするのがよいです。一品2.60～6.70で量もちょうどよいです。

スペイン版「Hell’s Kitchen」を担当してたチコーテ、自らの店はコスパ、料理が出てくる早さ、キッチンの清潔さなどさすがでした。グランビアから少し路地を入ったところなので立地もよく12時～24時までノンストップ営業（スペインにしてはめずらしい！）なので短い滞在の強い見方です。ウェブから簡単に予約ができます。