Punto MX プント MX

サラマンカ地区のゴヤに近く、最寄り駅は地下鉄４号線リスタ。高級ブランド店やショップが集まるこの界隈に、メキシコ人シェフ、ロベルト・ルイスが開いたメキシコ料理店は、2012年夏に開店するや、クチコミで美味だと噂が広がり、一躍、連日長蛇の列ができる人気店に。

まずは、お客様のテーブルで卸してくれるグアカモーレをスターターに、コリアンダー、唐辛子、玉ネギ、ライム、アボガドオイルをまぜて、自家製タコスをディップしながら、次のメニューを決めましょう。

プントMXに来たからには試したいのが、el dzik de venado、鹿肉のel dzikエル・シックと呼ばれる古代マヤ文明の料理。dzik とはマヤのレシピで、地面に穴を掘って作った天火で蒸した肉料理なのだとか。それをお店で最も辛いチリソースでまぶし、手作りのトルティージャ（トウモロコシの粉から作った薄いパン）で包んでいただきます。

その他、Tacos de atún rojo de almadraba（地中海産本マグロのタコス）、　Tacos de buey gallego（ガリシアの雄の去勢牛のタコス）、Tacos de Wagyu（和牛のタコス）、 Aguja de cerdo iberico,（イベリコ豚のリブ）、Tuétano a la bras（牛随の炭焼き）など、興味をそそる素材が目白押し。

スペイン語のグルメの評価ブログのなかには、「夜はおいしすぎて食べ過ぎ、確実に悪夢を見るから、ランチに行く事をお勧めします」との書き込みもあるほど。スペインでは、「夜分お腹いっぱい食べると悪夢にうなされる」という言い伝えがあるのです。

プントMXについての評価サイトでは、値段が高いか否かの議論があるのは、これまでは安いイメージのメキシコ料理の概念を根底から変えてしまった からこそ。

開店からたったの2年で、スペインで最もおいしいメキシコ料理店と呼ばれ、予約なしには入れない店に成長したプントMXには、そんな議論はどこ吹く風。

まずは、公式サイトの予約ページのカレンダーで確認し、スペイン旅行が決まった日には予約を入れておく事が吉ですぞ。
http://www.puntomx.es/reservas-restaurante-punto-mx