日本人にあまり知られてないスペインのオペラ・サルスエラ。
劇場は国会議事堂の裏手にあります。
サルスエラと呼ばれる起源は、
フェリペ4世の別荘がサルスエラ宮殿
(Zarza/サルサというベリー系の木々で覆われた田園地帯にあったのでそう呼ばれた)
で初めて上演されたことからZarzuela/サルスエラと呼ばれるようになったそうです。
一代前の国王ホワン・カルロスと
現在のフェリペ6世もこのサルスエラ宮殿に住んでいます。
オペラとどう違うのかというと音楽より台詞が多く、劇がオペラより短く、
昔の風習を描いたものが多い、
いわばオペラとミュージカルと舞台の合いの子みたいなものなのです。
もちろん各題材によって異なりますが私が観にいったものは、
舞台アートはピンクや赤を貴重にカラフルで想像力に溢れ、
「オペラ」と思っていくと全く雰囲気が違っていました。
スペイン各地のフォークソングが加わったりとてもスペインらしい作品で
ショーと滞在時間があえばお勧めです。
但し、台詞が多いのでスペイン語の理解は難しいかもしれませんが、
ここは言葉を忘れて舞台を楽しむのはいかがでしょうか。
マドリッドで人気の題目は、「La verbena de la Paloma」、「La Revoltosa」、
「La del manojo de rosas」、「Agua azucarillo aguardiente」などがあり
リピート公演することがあります。サルスエラで人気だった題目は1年に1回ほど
「Antologia de la Zarzuela」と呼ばれてマドリード内の劇場や
サバティーニ広場などで再演されることがあるそうです。
もし滞在期間中と重なればご鑑賞することをお勧めします。
シーズンは10月から6月末までです。
料金は王立劇場よりお求め易い価格で10-50ユーロです。
Zarzuela Theater サルスエラ劇場
三浦 深雪
(料理教室講師、フードライター、料理人)
昔の風習を描いたスペイン独自のオペラに親しむ!
- 投稿日2014/09/30
- 更新日2024/03/18
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ジャンル劇場・ホール・ショー
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エリアウエルタス
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住所
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アクセス地下鉄2号線 セビリヤ Sevilla駅・バンコデエスパーニャ Banco de España駅より徒歩約4分
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電話番号+34-91-5245400
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営業時間チケット窓口 - [月-金]11:00-19:30 [土]14:30-19:30 [日・祝日]14:30-18:00
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定休日6・7・9月の週末
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予算観劇料 4~50ユーロ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
サルスエラ劇場周辺のおすすめ観光スポット
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