ソフィア王妃美術館からシベーレスの噴水に向かって徒歩約10分。
プラド美術館からは、斜向いに渡ります。
コルテス通りとパセオ・デ・プラド通りの角にある赤煉瓦の美術館では、ドイツとハンガリーの流れを汲むティッセン=ボルミネッサ男爵家の、約1000点にも及ぶ個人コレクションが展示されています。個人のコレクションとしては、その数たるや、英国のエリザベス女王のコレクションに次いで世界第2位なのだとか。
創設者のハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵は、鉄鋼財閥で貴族の父親ハインリヒ・ティッセン男爵から莫大な財産を受け継ぎ、父の意志を継いで、美術品コレクターの道を歩みました。
彼は、5度結婚(4度離婚)しましたが、5人目の妻がスペイン人も元モデル、カルメン・セルベーラさん。
5度の結婚で3男1女が授かった男爵一家。1992年に個人美術館を開いたのですが、相続や美術品の管理の問題で係争が起きたので、1993年、男爵はすべての美術コレクションを3億5000万ドルでスペイン政府に売却したのです。
こうして、ティッセン=ボルネミッサ美術館は、1993年からは、政府が所有する国立美術館になったのです。
所蔵作品には、イタリアのルネサンス前派と初期フランドル派、ドイツルネサンス、17世紀オランダ絵画、印象派、ドイツ表現主義、ロシア構成主義、幾何学的抽象絵画、ポップアートなど、プラド美術館やソフィア王妃美術館を補完するような作品が揃っています。
美術館を出て右へ行くと、ウェスティン・パレス・ホテルやコルテス広場があります。ティッセン=ボルネミッサ美術館の隣は代議院であり、政治家たちが出入りする場所ですから、撮影するテレビカメラを前に、マイクを持ったアナウンサーが政治家にインタビューしている姿をよく見かけます。
代議院前のカレラ・デ・サン・ヘロニモ通りをまっすぐ上り、ロータリーを過ぎて下れば、ソル広場に到着します。
Thyssen-Bornemisza Museum ティッセン ボルネミッサ美術館
5回結婚した男爵 ティッセン財閥のコレクション
- 投稿日2014/09/30
- 更新日2022/10/13
教科書にも載ってた有名絵画たち!幅広いコレクション
- 投稿日2014/09/30
実はティッセン美術館だけは入場無料の日が無いので
他の美術館と比べて足を運ぶ機会が少なかったりします。
でも毎回、13世紀から20世紀までの幅広いジャンルの絵画を見終わると
その内容に納得してしまいます。
プラド美術館とネプチューン噴水を挟んで対角線にあるこの美術館は
ドイツ人のティッセン ボルミネッサ家のコレクションであり
最後に結婚したスペイン人のカルメンに作品を相続し、
彼女はその後もコレクションを拡大していきました。
常設コレクションには国がすでに買い取った作品が展示されていますが、
カルメンコレクションにある作品は、カルメン所有のものです。
こちらも作品数がとっても多いです。
ダリやピカソなどのスペインの画家だけでなく
ファン・ゴッホ、モネ、ルノアール、ゴーギャン、ホッパー、セザンヌ、ピサロなど
美術の教科書で見かけた世界の有名作品も色々と見れるのがこの美術館の醍醐味です。
入口入ったらすぐ斜め右のカウンターで日本語のパンフレットを入手し、
反対側のチケットカウンターに並んでる間に見学ルートを考えましょう。
日本語音声ガイドはありません。
特別展も面白いものがあるので滞在中に好きなものに当たればラッキーですね。
個人的にはここのショップを覗くのが好きです。
素敵なお土産も見つかるかもしれません。カフェテリアもあるので休憩にもよいです。
余談ですがティッセン美術館の周りはよくスリを見かけるので
かばんは肩からかけて胸で持ち抱えるようにするとスリから狙われません。
最近のスリは見た目はきれいな格好をしてたり女性も多いのでご注意ください。
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアプラド通り
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住所
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アクセス地下鉄2号線 バンコ・デ・エスパーニャ Banco de España駅から徒歩約5分
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電話番号+34-91-7911370
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営業時間[月]12:00-16:00[火-日]10:00-19:00
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定休日1月1日,5月1日,12月25日
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予算入館料(大人) 13ユーロ
(65歳以上) 9ユーロ
(学生) 9ユーロ
(18歳以下) 無料 -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
ティッセン ボルネミッサ美術館周辺のおすすめ観光スポット
- サルスエラ劇場
- プラド美術館
- シベレス宮(マドリード市庁舎)展望台
- シベーレス広場
- サンタ アナ広場
- プエルタ デル ソル
- レティーロ公園
- 国立ソフィア王妃芸術センター
- ラス デスカルサス レアレス修道院
- マヨール広場