1949年にプーリア州から引っ越してきたジュセッピーナ・ルイーニ夫人がこの地・ミラノで店を開いたところから、歴史が始まります。
プーリア州では馴染みのある「パンツェロッティ」は揚げパンの一種で、円形にのばしたパン生地でトマトとモッツァレッラチーズなどのフィリングを包み、半月形に成形してから油で揚げて作ります。
ちなみにフィリングは、製菓・製パン材料の一種で、菓子パンやサンドイッチ、ケーキなどの具材のことで、「詰め物」を意味します。菓子パンなどでは中に詰めたものを、サンドイッチなどでは間に挟んだものを差します。
「パンツェロッティ」は、当時のミラノ人にはあまり知られていなかったため、はじめは少ししか販売していなかったそうですが、徐々に認知されるようになり、特に若い世代を中心として市民権を得て今日に至るそうです。
もともと1888年創業という長い伝統のレシピに従って作られるパンツェロッティは、一度食べたら病みつきになり、ミラノのランチタイムには地元学生、サラリーマン、観光客による長蛇の列が出来るほどです。
場所は、デパート「ラ・リナシェンテ」の裏手のB級グルメゾーン。店の中で買って外で立ち食いというスタイルなので、比較的、回転は早いと思います。
1つ2.5ユーロの揚げたてのパンツェロッティは、パン生地は南イタリア仕込みでモチモチ、中には爽やかなトマトソースとチーズがたっぷり入っています。
Luini Panzerotti ルイーニ
川倉 靖史
(イタリア政府公認添乗員)
並んででも食べたい揚げパン。
- 投稿日2015/09/28
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ジャンルイタリア料理
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エリアミラノ旧市街
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住所
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電話番号+39-02-86461917
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営業時間[月]10:00-15:00、[火-土]10:00-20:00
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定休日日曜日
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予算~7ユーロ
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公式サイト
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