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ミラノ (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Galleria Vittorio Emanuele II ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

川倉 靖史 (イタリア政府公認添乗員)

ミラノのサロンと呼ばれて。

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ミラノで最も代表的な建造物の一つといえるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、ミラノ市民の伝統的な待ち合わせの場所であり「ミラノのサロン」とも呼ばれていました。

ドゥオモ広場の再設計コンクールで優勝したジュゼッペ・メンゴーニにより最初に1861年にデザイン、1865年から建設されました。ガラス張りの屋根付通路というその当時としては、機能性の面でも美的の面でも革新的な構造であったと言われています。

現在もこの建物はミラノ市の所有で、4階建てのアーケードにはオートクチュール店から書店に至るまでの上品な各種店舗、グッチ、プラダ、ルイ・ヴィトンなどの高級ファッションブランド店の他、レストラン、カフェ、バーが入居しています。

十字路の交わる付近に青いタイルで囲まれたトリノ市の紋章である牡牛のモザイクがあり、その股間部分がやや窪んでいます。この窪みに踵を合わせて一回転(三回転との説もあります)すると幸せが訪れる、旅行者は再びミラノに戻れる、願いが叶う等の言い伝えがあります。一日に数千回も踵で踏みつけられるため損傷も激しく、何度も修復を繰り返しています。

1969年にアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの2人が出演した映画『ボルサリーノ』で知名度が上がった老舗帽子屋「ボルサリーノ」がスカラ座広場に近い入口にあります。1857年にジュゼッペ・ボルサリーノにより創業。創業150周年を経た今日でも、今世紀初頭の機械と木製型を使った職人の手作りとなっています。

加藤 之英 (エンジニア)

ディズニーランドのワールドバザールのモデルとも言われる

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ドゥオモ広場とスカラ広場を結ぶアーケード、通称「ガッレリア」内部は優雅で非常に美しく、ミラノ観光の際には必見です。一説には、ディズニーランドのワールドバザールのモデルとも言われています。

ガッレリアは、鉄とガラスを使用して、1865年から12年かけてメンゴーニによって建造されました。ガラスの天井、漆喰のレリーフ、床のモザイクなど、新バロック様式と新ルネッサンス様式が混ざった建造物となっています。中央十字路の上部にある4枚のフレスコ画はそれぞれ東西南北にあり、アメリカ、中国、アフリカ、北欧を象徴的に描いております。

ドゥオモ入口から入って中央を左に少し行くと、床に牡牛のモザイクがあります。「幸運の牡牛」と呼ばれているミラノのパワースポットで、くぼみの部分に片足のかかとを置いてクルッと回転できたら、またミラノに来ることができるとか、願いごとが叶うと言われています。人だかりになっているので順番を待って是非トライしてみてください。

ガッレリア内にはプラダ、ヴィトンをはじめ、高級ブティック店が多数あり優雅に買い物をすることができます。
レストランも何軒かありますが味はいまいちで、値段も高いので、ここで食事はしない方がよいです。

ナポリにはウンベルト1世のガッレリア、ベルギーのブラッセルにはギャルリー サンチュベールというアーケードがありますが、大きさも豪華さも、ミラノのガッレリアには叶いません。
筆者はここ、ミラノのガッレリアは世界No.1のアーケードと思っております。ミラノのドゥオモと一緒に堪能してください。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。