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ミラノ (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

川倉 靖史 (イタリア政府公認添乗員)

まさに職人技!ミラノのシンボル。

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やはり、いつの時代も巨大建築物は権力の象徴なのでしょうか。

ミラノという都市の象徴でもあるドゥオーモは、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ公の指示で、初期キリスト教時代に建てられたサンタ・マリア・マッジョーレ教会を後から囲むような形で、1386年から建設が開始されました。

大規模、且つ複雑な建築構造であるこの教会の大理石は、ミラノ北西部にあるマッジョーレ湖畔で採掘され、運河網を利用して運ばれてきました。

建設工事に費やされた永い年月などのために、現在は最も重要な後期ゴシック様式建築物の一つとされ、またデザインが炎のような激しい印象を与えることから「ゴシック・フランボワイヤン」様式と言われます。

最初に完成された部分は後陣部分で、1400年代末期に円蓋を付け加えた後、 大尖塔(1765−69)を作って完成させました。この大尖塔には金メッキの銅版で造られた「マドンニーナ」と呼ばれる聖母マリア像が1774年に設置され、ミラノの建築物で最も高い場所に位置した108メートルの高さに達していました。その後時代は移り、ナポレオンの命によって1800年代初期になって正面部分が完成されました。

全体の形としては翼廊を持つ縦長のラテン十字形で、十字の長い方は五身廊で翼廊は三身廊に分かれ、奥の周歩廊に囲まれた内陣と両側の長方形の聖具室に隣接した多角形の後陣に分かれています。

ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの死後400年後に完成し、その時代に活躍する建築家が総勢41人、イタリアのみならずフランス、ドイツから呼ばれた多くの天才的な職人たちによって完成に至ったにもかかわらず、指示しただけのジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの名前がまず最初に出てるくのは皮肉な話ですね。

現在、ミラノ万博期間中はドゥオーモ入場が有料となっています。
大聖堂正面の右と左の脇にチケットセンターがあり「ドゥオーモ大聖堂+ドゥオーモ博物館入場券」として2ユーロになっています。

加藤 之英 (エンジニア)

500年かけて建造されたゴシック様式の大聖堂

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ミラノと言えば、ドゥオモ(Duomo)、大聖堂が最も有名です。高さ108.5m、奥行き157m、総面積1万1700㎡の大きさを誇るイタリアを代表する大聖堂です。1386年に建造が始まり、ナポレオンの指揮も含めて500年もの長い期間をかけて完成されました。2245体の彫刻、135本の尖塔を含め大理石で造られた白亜の大聖堂は非常に美しく、光によってピンクや紫に見える時もあります。筆者はイタリア国内でたくさんの大聖堂、教会を見てきましたが、外観だけなら、ここミラノ大聖堂がNO.1だと思っております。

また外観でさらに特出すべきは、正面の5つのブロンズ製の扉で、5身廊それぞれに通じる扉となっています。特に中心の最も大きな扉には「聖母マリアの生涯」が描かれていて、特に「受胎告知」は素晴らしいです。

内部は照明がほとんどなく自然の光のみなので、かなり薄暗く感じます。12聖人のレリーフ、後陣にある大きなステンドグラス、木製の合唱席、ブロンズ製大燭台、ダヴィンチがキプロス島から持ち帰ったレースなどを鑑賞しましょう。宝物館、中央祭壇の下にある地下礼拝堂など見どころたくさんです。

ドゥオモ外側の後部には別の入り口があり、エレベータ、階段でドゥオモの屋上に上がることもできます。黄金の聖母、マンドニーナを近くから見たり、晴れた日にはアルプスの山々も眺めることができます。

最後にドゥオモをカメラで撮る際のアドバイス。真正面から撮影するのもよいですが、平面的で味気ない写真になりがちなので、左右どちらか、横に移動してみましょう。すると、正面を含めて奥行まで撮ることができ、立体的で素晴らしい写真を撮ることができますのでお勧めです。また、正面の右側から撮ると、脇にあるガッレリアも含めて撮ることができ、さらに素晴らしい写真となります。
ミラノ大聖堂、ドゥオモはミラノ観光のハイライトなので是非どうぞ!

参考ブログ記事:イタリアの教会ベスト10 http://shiroyuki.doorblog.jp/archives/52213321.html

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。