St John's Co-Cathedral 聖ヨハネ准司教座聖堂

マルタ人の大多数はカトリック教信者なので、素晴らしい教会が島の至るところに見られますが、その中でも、バレッタにある聖ヨハネ准司教座聖堂は格別です。バロック様式の建築物に詳しい人も、この教会の豪華絢爛な装飾には驚かれると思います。マルタ騎士団がそれぞれの母国からいかに膨大なバックアップと資金が提供されていたのかが目に見える程です。

教会の中に入ると、一面に施された黄金一色の彫刻に包まれます。シンプルな外観からは想像がつかない程の迫力です。天井には騎士団の守護聖人である聖ヨハネの生涯が描かれ、大理石でできた騎士団員の墓碑が床一面に広がっています。本堂の側面部には、騎士団の出身地ごとに分かれた8つの礼拝堂があり、それぞれの守護聖人が祀られています。壁に施された彫刻や絵画作品などに個性があって面白いので、できれば全ての礼拝堂を見学してみてください。

もう一つの見どころは、付属美術館に展示されているイタリア人画家カラバッジオの作品『洗礼者ヨハネの斬首』と『聖ヒエロニムス』です。イタリアで犯した犯罪から逃れるため、騎士団を頼ってマルタに滞在した際に描かれたそうです。『洗礼者ヨハネの斬首』はカラバッジオの署名が施されている唯一の絵画であり、彼が描いた最も大きな作品です。

教会の入場料は大人10ユーロで、日本語選択ができるオーディオガイド使用料も含まれています。付属美術館も含めると、見て回るのに約2時間ほど要しますが、教会だけなら1時間前後あればいいと思います。開館時間は月ー金曜日 9:30-16:30、土曜日 9:30-12:30です。日曜日と祝日は閉館です。最終入場が閉館30分前なので気を付けてください。

教会はバレッタ入り口から徒歩5、6分の場所に位置します。

世界遺産の街ヴァレッタのど真ん中にどっしりと構えるこの大聖堂。大きいけど外観が至ってシンプルだし微妙・・などと思ってはいけません！内部には想像もつかないほどの豪華絢爛な装飾、その歴史的な背景や併設の美術館も全部含めて満喫していただきたい場所です。日本語オーディオガイドもお忘れなく、必ず借りてから入場しましょう。入場料10ユーロ(大人料金)に含まれています！

メインの聖堂部分の内部はマティア・プレッティの見事な天井画、騎士団員出身地の数、8つのそれぞれの特徴ある礼拝堂に取り囲まれています。床は色鮮やかな大理石の墓碑で埋め尽くされ、一つ一つ個性的なデザインで興味深いですのでチェックしてみてください。この美しい墓碑の床が痛んではいけないので、ヒールのある靴での入場は厳禁です！気をつけましょう。しばらくその歴史深い輝かしい装飾に息をのんで見学を堪能した後は併設美術館へ進みましょう。

特筆すべきは世界的に有名且つスキャンダラスな天才画家、カラバッジオの貴重な絵画がここにあるのです。かつて一度はマルタ騎士団の一員として認められた彼のサインが残っている絵画は世界広しといえどここにある"聖ヨハネの斬首"のみ！となっていますからお見逃しなく。光と影のコントラストの生える迫力の絵画です！目を凝らしてよーく見てきてくださいね！

バレッタの入り口から、リパブリック通りをまっすぐ進むと右手側に見えてくる大聖堂が聖ヨハネ大聖堂です。

マルタは、カトリックの国なので、どの教会の内部も豪華に装飾されていますが、聖ヨハネ大聖堂の内部は、マルタの他の教会とは一味違い特に豪華です。
マルタの歴史とも関係しているので、ゆっくり見て回るのも興味深いと思いますよ。

また、聖ヨハネ大聖堂ではカラバッジョの作品「洗礼者ヨハネの斬首」を見ることも出来ます。
撮影は禁止となっていますが、壁一面にかけられた大迫力の絵画はとても見ごたえあり！カラバッジョはこの絵画の前で斬首刑を言い渡されたという実話も残っています。

大聖堂の2階は美術館となっており、タペストリーや昔使われていた法衣なども飾られています。

見どころがたくさん詰まった大聖堂なので、最低でも1時間程度は見学に時間を割きたい場所です。
バレッタに訪れた際はぜひ見学してみてください。

日本人にはあまりなじみがないですが、大聖堂内の床は墓石となっているため、ヒールのある靴を履いて聖堂内には入れないので注意が必要です。
また、肌の露出が高い服装の場合は入場を断られる場合もあるので、こちらも注意してくださいね。