モルディブ人なら誰もが知っている、ローカルの中では有名なウティーム島。なぜモルディブ最北端ハーアリフ環礁にあるこの小さな島が有名かというと、モルディブの歴史に残る英雄が生まれ育った島だから。その英雄とはモハメド・タカルファーヌという人物で、1558年〜1573年までポルトガルの占領下にあったモルディブを戦いにより独立させたのです。現在、その英雄が生まれ育った家は博物館となっており、当時のモルディブの暮らしや歴史を知ることができます。
しかし、ウティーム島の魅力はそれだけではないのです。その魅力とは島民の団結力がとても強いこと。島を訪れただけではわかりにくいことですが、目に見えてそれを感じることができる一番の理由は、島全体がとても綺麗なこと。悲しい現実ですがモルディブではゴミのポイ捨てが多く、現地島ではよく道端にゴミが落ちています。しかし、ウティーム島はどの道も常に清掃されているんです。
また、若い島民たちが力を合わせたこんなエピソードも。昨年2017年、独立50周年の年、ウティーム島の船着場前に英雄が乗って戦ったとされる船を復元し展示されました。若い島民たちはみんなで協力し合い、その展示された船の後方に自ら大きな花壇を作ったのです。現在でもその花壇は整備され、いつ島を訪れても綺麗な花壇と迫力のある船に迎えられます。
英雄を誇りに思う気持ちからでしょうか、他の現地島ではあまり見られないチームワークのあるウティーム島。小さな島ですが、また行って見たいなと思わせられる島です。
ウティーム島へはハニマドゥ国内線空港よりスピードボートで約30分。(マーレ国内線空港からハニマドゥ空港までは、国内線で約50分。)訪問時には肌の露出が少ない服装を着用しましょう。また、クレジットカードを使用できる場所は少ないため、現金(モルディブヴィアンルフィヤまた米ドル)をお持ちください。
Utheemu ウティーム島
Hitomi
(ウォータースポーツセンター事務、ブロガー)
モルディブ北部を訪れたら、一度は立ち寄ってほしい歴史あるローカル島
- 投稿日2018/02/28
2018/02訪問
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ジャンル島
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エリアモルディブその他
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住所
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アクセスマーレ国内線空港からハニマドゥ国内線空港まで飛行機で約45分
ハニマドゥ国内線空港よりスピードボートで約20分 -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。