1607年に完成し1993年に「フィリピンのバロック様式教会群」の名称で世界遺産に登録された、
フィリピン最古のバロック様式の石造教会。
16世紀のスペイン人初代総督レガスピが、フィリピンを統治する上で本拠地にした、
マニラ最古の地区でもあるイントラムロス内にあります。
イントラムロスにある建物は、1945年の第二次世界大戦時に、アメリカ軍の総攻撃により多くが破壊されました。
サン・アグスチン教会にも爆弾が直撃しましたが、独特の耐震構造のおかげで倒壊を免れました。
その後の地震や天災等でも倒壊されずに残り続けたことから、マニラのサン・アグスチン教会は、
「地震のバロック」とも「奇跡の教会」とも呼ばれています。
フィリピンはアジアで唯一のカトリック教国であり、アジア圏において、
これ程の規模の教会は他に見る事が出来ない為、観光スポットとしても人気があります。
館内では凝った装飾の祭壇、説教壇、聖歌隊席、だまし絵のフレスコ画等を見る事が出来ます。
同建物には博物館も併設されており、当時の貴重な資料や絵画、修道士の衣装やキリストの像を見ることも出来ます。
サン・アグスチン教会の周辺では、今も石畳の道路が保存されています。
通りを挟んでカサ・マニラもあり、スペイン植民地当時の雰囲気を感じる事が出来ます。
行き方:ベイエリアから車で約15分。マカティ地区から車で約50分、イロイロ市から車で約1時間。
San Agustin Church サン アグスティン教会
川上 浩一 & 柿原 廉
(フィリピン専門旅行会社勤務)
フィリピン最古のバロック様式石造教会
- 投稿日2015/09/29
- 更新日2017/10/26
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ジャンル寺・神社・教会 世界遺産
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エリアシティー・オブ・マニラ
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住所
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アクセスLRT-1 ユナイテッド・ネイションズ United Nations駅から車で約10分
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電話番号+63-2-85272746
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営業時間[火-日]8:00-17:00
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定休日月曜日
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公式サイト
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