Ensemble of the Novodevichy Convent ノヴォデヴィチ女子修道院

修道院というと 日本でいうお寺 のようなイメージがありますが、ロシアの修道院は 多くが頑丈な城壁に囲まれています。これは何かあったときに 人々が逃げ込む場所…という目的があった為。外観からは、物々しい雰囲気が漂います。
しかし、一度門をくぐると、綺麗に整備された花壇が迎え入れてくれます。

ここ ノヴォデヴィチ女子修道院(Ensemble of the Novodevichy Convent)は500年以上の歴史を持つ女子修道院

城壁の中には、スモレンスキー聖堂を中心に幾つもの貴重な古い教会や、塔がある世界遺産

過去 様々な歴史の舞台となったこの修道院は 現在では 文芸の著名人・ソ連時代の指揮者など 多くの人の墓があり 穏やかに 後世へその偉業を伝えています。
いつも綺麗な花が手向けられ いることにロシアの国民性を垣間見ることができます。
またお墓も 日本のものとは随分趣向が違い、像が建っていたり デザインも様々 故人の写真や有名な言葉なども墓石に刻まれています。
誰のお墓か 一つずつ確認しながら見て回ると 沢山のロシアの歴史を学べます。
日本人にも有名な方々の墓地はノヴォデヴィチ墓地(修道院の城壁外、南側、修道院入り口の反対側)になります。

また城壁外には、湖があり 憩いの場となっています。
この湖を見ながらチャイコフスキーが白鳥の湖を書いたとも言われています。
湖を挟んで眺める修道院の姿もまた格別 のんびり過ごしたいスポットです。

メトロ スポルチーヴナヤ より徒歩12分
入場料300ルーブル 写真撮影料100ルーブル 墓地のみの入場は無料
10:00〜17:30 ※一時間前くらいにチケットオフィスが閉まります
※料金は頻繁に変わりますので、現地にてご確認ください