あまり知られていないのですが、見応えがあって、とても面白い、ロシアでのチョコの歴史博物館です。
この博物館がユニークなのは、入場時に数種類のチョコと説明書(英語あり)を手渡されること。それぞれのチョコは、時代ごとに進化していくチョコを再現していて、展示を見ながら、その時代のチョコを味わうというものです。
展示は、コロンブス以前の、アメリカ先住民がカカオをドリンクとして飲んでいた時代からはじまります。ここでまず、最初のチョコを味わいます。小さなカップに入れられたカカオパウダーに、近くに設置してあるウォーター・サーバーから少しお湯を入れて飲みます。さまざまなスパイスと、カカオの甘い香りが複雑に広がって、先住民の味覚の豊かさを体験することができます。
展示では、カカオの種10粒程度がうさぎ一匹と交換されていたことも紹介されていて、当時のカカオがどれだけ貴重なものだったかがわかります。
さらに時代は進んで、圧巻は、ロシアにチョコが渡って、さまざまにデザインされてきたパッケージの数々。一つ一つがとても美しく、かわいく、そしてユーモラス。
中には、今でもロシアで親しまれているアリョンカ・チョコや、画家のシーシキンの包み紙の原型からの展示もあり、ロシア人とチョコの長く親しい歴史が垣間見れます。
入場料は500ルーブル。最寄駅は緑ラインのマヤコフスカヤ。ツーリスト・インフォメーションのある広場からも歩いてすぐです。
Museum of Russian Chocolate History ロシア・チョコレート博物館
りり
(現地在住ブロガー、ライター)
ロシアとチョコの長くて甘〜い歴史を体験できます。
- 投稿日2015/11/27
-
ジャンル博物館・ミュージアム
-
エリアモスクワ
-
住所
-
アクセス地下鉄3号線 マヤコフスカヤ Mayakovskaya駅から徒歩約2分
-
営業時間11:00-19:00
-
定休日月曜日
-
予算観光ツアー 1,300ルーブル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。