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ミュンヘン (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

フランツさとみ (フリーライター)

苦しみ、神、天上 3つの世界観が織りなす教会

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後期バロック様式のアザム教会は、1733~1746年に彫刻家のEgid Quirin Asam(エギド クヴィリン アザム)と画家のCosmas Damian Asam(コスマス ダミアン アザム)の兄弟によって建てられました。
正式名称は聖ヨハン・ネポームク教会ですが、この兄弟の名前をとってアザム教会と呼ばれています。

入口は小さく両側を建物に挟まれているため、気をつけないとつい見落としてしまいそうになります。中も狭く、わずか22×8mしかありません。

教会内部は3つの世界観を表現しています。
1つ目は、訪問者が座る椅子がある場所は暗く保たれており、この世の苦しみを表しています。2つ目は、白と青を基調に装飾された正面の高祭壇を神に、下部を皇帝に捧げています。
3つ目は、聖ヨハン・ネポームクの人生を描いた天井のフレスコ画です。コスマスの傑作の1つといわれているこのフレスコ画は、バイエルン選帝侯の守護聖人であるネポームクの人生を壮大に描き、窓からの光を通して空へと放たれる様子を表しています。
この世界観は、下から上に明るさが増していく、ということをイメージしています。是非、教会を訪れて体感してみてください。

また、高祭壇はらせん状の4本の柱に囲まれています。この柱は、兄弟がイタリアで学んでいた時に、サン・ピエトロ大聖堂にあるペテロの墓の柱からインスピレーションを受けたものです。こちらも必見です。

日曜日の10時~、水-金曜日の17時~はミサが行われます。見学はその時間帯を避けましょう。

入場無料
所用時間:1時間

<アクセス情報>
U-bahn1.2.3.6.7.8 Sendlinger Tor(ゼントリンガー トアー)駅より徒歩5分
交通費はミュンヘン中心部から Innenraum(インネンラウム)区間のTageskarte(ターゲスカルテ=一日券)6.60ユーロ

2017/03訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。