レンバッハハウス美術館は、侯爵であり画家でもあった
Franz von Lenbach(フランツ・フォン・レンバッハ)の邸宅を美術館にしたものです。
フランツ・フォン・レンバッハは、教皇や皇帝の姿を描く肖像画家として成功し、
ミュンヘンの中心部に豪華な住居を建てました。
彼の亡き後に夫人が邸宅をミュンヘン市に寄贈し、
1929年、レンバッハハウス美術館として一般公開されました。
館内には19~20世紀の絵画が展示されています。
見逃せないのは、20世紀初頭のドイツで活躍した芸術グループ
「Der Blaue Reiter(青騎士」)の作品の数々です。
青騎士には、ワシリー・カンディンスキー、ガブリエーレ・ミュンター、
フランツ・マルクらが参加していました。
1957年、ガブリエーレ・ミュンターが自身の80歳の誕生日に、
レンバッハハウス美術館に多くの青騎士の作品を寄贈しました。
なかでも、フランツ・マルクの『青い馬』は必見です。
マルクは心から動物を愛し、動物の純粋さに触れることで
自身の精神的な浄化を試み、動物画に没頭していたようです。
この絵を見ていると、霊的な場所に浮かんでいるような、
夢の中にとどまっているような、不思議な感覚になります。
また、アレクセイ・フォン・ヤウレンスキーの
『ダンサー アレクサンドル・ザハロフの肖像』も有名な作品の一つです。
ゴッホやゴーギャンに影響を受けていたヤウレンスキーの人間描写を是非ご覧ください。
レンバッハハウス美術館の入場券で、Königsplatz駅(ケーニヒスプラッツ)に
直結している展示スペース「Kunstbau(クンストバウ)」も見学できます。
レンバッハハウス美術館はフラッシュ無しでの写真撮影可能、
クンストバウでは写真撮影禁止です。
いずれの時間帯も入場しやすいでしょう。
入場料:12ユーロ
(英語またはドイツ語のオーディオガイドが含まれています。日本語のオーディオガイドはありません)
所用時間:約半日
<アクセス情報>
Ubahn1.2.7.8 Königsplatz 駅下車、すぐ。
Municipal Gallery in Lenbach House レンバッハハウス美術館
フランツさとみ
(フリーライター)
20世紀初頭の芸術グループ「青騎士」の作品は必見!
- 投稿日2017/12/11
2017/12訪問
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアシュヴァービング
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住所
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アクセスKönigsplatz駅から下車すぐ
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電話番号+49-89-23332000
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営業時間[火-日、祝日]10:00-18:00[木]10:00-20:00
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定休日月曜日
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予算一般 10ユーロ
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公式サイト
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