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ミュンヘン (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Die Alt Silverschmiede 銀細工の工房

リエ (ドイツ在住のガイド、通訳、コーディネーター)

アウグスブルグの銀職人の数はパン屋より多かった!

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  • 穴場

住所: Pfladergasse 10,86150 Augsburg
オープン: 月-水 10-18時、 木-金10-19時、 土10-16時

市庁舎の横の階段を下りて右手の方に歩いて行くと一軒の銀細工工房があります。1640年創業のDie Alt Silverschmiede アルト シルバーシュミーデ。

1975~1977年にかけて改装されたものの、当時の外観をしっかり残していて中に入ってみるだけでも十分に雰囲気を楽しめるし、もちろん今でも操業していてお買い物もできます。

アウグスブルグの町の中心は市庁舎や教会がある低い丘の上にある。
上流階級の市民たちは丘の上に住み、身分の低いものや職人たちは下町に住んていました。

15Cから16Cにかけてはアウグスブルグの全盛期。黄金の町とも称され、ヨーロッパの歴史を動かすほどの莫大の富を築いた商人も現れ、まさにヨーロッパで一番お金の集まる町でした。

フッガー家やウェルザー家はその代表。3代目のヤコブ・フッガーは銀の専売権を得、銅山を買い、ベネチアからは金が運び込まれ、それらを加工する職人たちの腕はヨーロッパ中の宮廷から注文が来るほど。

1700年代の初め、人口3万に対して250人以上の銀細工職人がいました。驚いたことにパン屋の数より多い。

アウグスブルグでこれだけ、鍛冶職人が活躍できたのには理由があります。それは豊富な水。アウグスブルグでは15世紀にはすでに運河と水道システムが整っていました。Lech川やWertach川から水を引いて、職人街だった下町には運河が縦横無尽に走っています。

実は去年の6月に給水塔、運河・水道システム、そして美しい芸術作品である3つの噴水をあわせ、アウグスブルグはユネスコの世界遺産登録に立候補しています!

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。