ノイシュヴァンシュタイン城からわずか数百メートルの所にある、クリーム色の可愛らしい外観のホーエンシュヴァンガウ城。
ノイシュヴァンシュタイン城を建設した、メルヘン王ことルードヴィヒ2世が幼少期を過ごしていたお城です。
その歴史は古く、12世紀に建てられたものの、後に廃墟となっていました。
バイエルン国王マクシミリアン2世は、のどかな景色が広がるこの地を王家の夏の離宮にしようと、1832年から1836年にかけてゴシック様式で改築したのです。
ここで王家の人々は狩りなどをして過ごしていました。
見どころは、ルードヴィヒ2世の母親であるマリーの寝室だった「東洋の間」。
1832年にマクシミリアン2世がトルコとギリシャを旅した後にこの部屋を作りました。鮮やかな赤と青を基調にした部屋はいかにもオリエンタルな雰囲気が漂っています。
また、ルードヴィヒ2世の更衣室兼音楽室として使用していた「ホーエンシュタウフェンの間」には、ワーグナーが演奏していたピアノが残っています。
「タッソの間」は、元はマクシミリアン2世の寝室でしたが死後ルードヴィヒ2世の寝室となりました。天井に星空の装飾と壁一面に描かれた美しい絵は、もしかしたらルードヴィヒ2世の想像力を育むのに一役買ったのかも....と思うほどメルヘンチックです。
見学はガイドツアーのみです。日本語のオーディオガイド有り、所用時間は1時間ほど。
入場料:大人12ユーロ、学生・65歳以上11ユーロ、18歳未満無料
ホーエンシュヴァンガウ城+ノイシュヴァンシュタイン城の共通チケット23ユーロ
<アクセス情報>
交通費はミュンヘンからバイエルン州全土をカバーする一日券のBayern-Ticket
1人25ユーロ、2人31ユーロ、3人37ユーロ
フュッセン駅から城の麓の町ホーエンシュヴァンガウへは、73番・78番バスで約10分、ここまではバイエルンチケットで行くことができます。
ホーエンシュヴァンガウからお城までは徒歩約20分
Schloss Hohenschwangau ホーエンシュヴァンガウ城
フランツさとみ
(フリーライター)
ルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごしたメルヘンでキュートなお城
- 投稿日2017/01/19
2016/10訪問
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ジャンル城・宮殿
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エリアシュヴァンガウその他
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住所
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電話番号+49-8362-930830
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営業時間[夏季]8:00-17:30、[冬季]9:00-15:30
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予算大人 12ユーロ
子供(18才未満) 無料
シニア 11ユーロ
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