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ナポリ (イタリア) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Re Lazzarone レ・ラッザローネ

優・トロペーア (現地在住ブロガー、フリー音楽家)

ワルガキのナポリッ子だった王様の名を冠するお店は、伝統と革新のスポット

  • イタリア料理がおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 人気急上昇

Re Lazzarone レー・ラッザローネ [拙訳・ゴロツキ王](1751生〜1825没)

狩猟が得意で、イタズラが大好き。
自由が大好きで、そしてナポリの街が大好き。
話す言葉も市井で使われるナポリ語。

そんなナポリ王(後に両シチリア王としても戴冠)だったフェルディナンド1世のあだ名を冠するこのリストランテは、店主ジュゼッペ・サヴァスターノ氏がスペイン修行時代に温め練ったアイデアが詰め込まれた、愛すべきトラットリアです。

メニューは仕入れたものからその日その日で組み立てられます。現代的アプローチはあるものの、しっかりと伝統料理を踏襲しています。

例えば、パスタ類。「シャラティエッリ scialatielli」は中でもよく知られたナポリを代表する手打ちロングパスタの一種ですが、他にも「コルテッチャ corteccia」というロングとショートの中間にあたるもの、「トンナレッリ tonnarelli」(ロングパスタ)など、イタリア中南部で使用される手打ちパスタがきちんと使われています。

またナポリの背後に控える肥沃な土地から穫れる野菜は、やはり昔から家庭料理にも使われていて、その代表格のパルミジャーナ(揚げた薄切りの茄子とトマトソース、パルミジャーノチーズ、モッツァレッラチーズを重ねてオーブンで焼いたもの)や、ズッキーネのスカペーチェ(揚げたズッキーネをオリーブオイル、ビネガー、ミントの葉で和えたもの)はもちろん、流行りの和食から名を取り揚げた「野菜の天ぷら」で、新鮮な野菜を楽しめるようになっています。個人的にこれはお勧めです。お値段5ユーロ也。

魚料理は、その日に仕入れたものをシンプルにグリルしたり、揚げたり。貝類も充実しています。少し手を加え、ケッパーにオリーブで味付けしたトマトソースがけのメカジキも楽しめたり。肉料理は、これも伝統的家庭料理の「ポルペッテ」(肉団子のトマトソース煮)をはじめ牛肉のフィレステーキに胡椒ソースを添えたものなどがあります。

ドルチェには、これもナポリの伝統ババ。
その他日替わりで、チョコムースであったり、マフィンであったり、またはここ数年イタリアで流行のチーズケーキが出てくることも。

お値段は、アンティパストが4〜8ユーロ、プリモが7〜12ユーロ、セコンド7〜20ユーロ前後、ドルチェが4〜5ユーロくらいです。使用材料によって料金幅は変わってきますが、良心的といえるでしょう。支払はカード決済OK。対応言語 :はイタリア語で、英語メニューはありません。

日によってはイベントもあり、料理とともに音楽なども楽しめるようです。

ここからは国立考古学博物館、ナポリ美術アカデミーも近いので、そちらを堪能した後にここで舌鼓を打つのも良いでしょう。

スタッフは特筆すべき親切さで心地好い対応をしてくれ、お腹だけでなく心も満ちて食事を終えることが出来るはずです。

アクセス : 地下鉄1号線ムゼーオ駅 Museo下車。Piazza Museoを渡り、Via Santa Maria Di Costantinopoli を下る。駅から徒歩約2分。

2018/01訪問
  • ジャンル
    イタリア料理
  • エリア
    ナポリ シティ センター
  • 住所
  • アクセス
    地下鉄1号線ムゼーオ駅 Museo下車。Piazza Museoを渡り、Via Santa Maria Di Costantinopoli を下る。駅から徒歩約2分。
  • 電話番号
    +39-81-4420884
  • 営業時間
    [月-金]7:00-16:00、[土]7:00-16:00、19:00-24:00、[日]12:00-17:00、19:00-24:00
  • 定休日
    無休
  • 予算
    8~30ユーロ
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。