アンスバタホテル地区の横、住宅地の真ん中にある「レドゼン」は、入り口に立てられた濃いパープルののぼりと板塀上の黒い看板がなければ、うっかり通り過ぎてしまうようなレストランとは思えないたたずまい。
ビーチに沿うロジェ・ラロック遊歩道から海を背にガブリエル・ラロック通りを競馬場方向に2分ほど歩いた右側です。
小さな噴水に竹の柱、トーテム、仏陀の絵などが配置されたちょっとミステリアスな緑濃い庭は、zenとEdenを足して二で割った店名そのもの?
ウッドテラス風、サンシェードで覆われた席、母屋の軒先などあちこちにテーブルが配置されています。マ
ルシェからの仕入れ状況で毎日変わるメニューは、料理・デザート別々にホワイトボードに手書きされたフランス語オンリー、でも親切なスタッフが英語で説明してくれるでしょう。
私が注文したのは、4種スパイスが効いた新鮮エビのグリルにタロイモのコロッケ+チェダーチーズクリーム、ニンジンのポワレ、セロリ&大根の粒マスタード和え、ビーツピクルス、グリーンペッパー、マシュマロ、チコリサラダ、パクチョイ&キャベツのマヤスパイス風味、そしてパンダヌス(タコノキ)のグリーンソースたちを、こんもりと盛り合わせた一皿(3500フレンチパシフィックフラン)。
一体何種類の材料を使ってるのかしら?と考えてしまうくらいリッチな内容の一品、鮮やかな食材の色が真っ白なお皿の上で見せるハーモニーはまるで一幅の絵!香草の心憎いあしらい方などはおうちで真似したくなりますよ。
軽くグリルされた主人公のエビに、ヒスイ色のパンダヌスソースをかけていただくと、ソースの程よい酸味が実にナイス♪
素朴な味が嬉しいタロイモコロッケも日本ではめったにお目にかかれない一品でしょう。
ボリューム満点ですがふんだんな野菜のおかげで胃が重くなることはありません、とかく野菜が不足しがちな旅行者にはうってつけ。
デザートは「バカンス帰りの修道女」(1300xpf)、なんてお茶目なネーミング!
一体どんなものが??と不安と期待を胸に待つ私の前に置かれたのは、ココナツミルク入りディプロマットクリームとチョコアイスをはさんだカカオのシュー生地にショコラソースがかけられたもの。
なるほど、こんがり日焼けしたシスターを彷彿とさせますね。
周りに添えられたマンゴ&マンダリンソースとリュバーブのコンポートのオレンジと赤が、楽しかったバカンスの思い出?さながら。
ソースとクリーム、ちょっと溶けたアイスがうまい具合にしみ込んだシューが、舌の上でとろけてあ~シアワセ♪
他店ではあまり見かけないデザート用のナイフを付けてくれたので、ボリュームたっぷりで食べにくそうなフォルムでもなんとかうまく食べられました。グラスワインは850xpfからあります。
無料WiFiあり、カードはVisa、Masterが使用可。
お値段は高めですが、いわゆるツーリストメニュー的なものではないので、きっと満足できるでしょう。
L'Edzen レドゼン
フランジパニエ
(通訳・翻訳、日本語教師)
ここは本当にレストラン? 一軒家の庭先で野菜たっぷりのヘルシーメニューを
- 投稿日2019/08/21
2018/08訪問
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ジャンルフランス料理
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エリアヌメア
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住所
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アクセスヌメア中心街から車で約10分
ロジェ・ラロック遊歩道から海を背にガブリエル・ラロック通りを競馬場方向に2分ほど歩いた右側 -
電話番号+678-25-39-59
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営業時間[火]08:00-18:00、 [水-土]08:00–21:00
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定休日日・月曜日
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。