Hudson Yards ハドソンヤード

今、ニューヨークで一番の注目スポットであるハドソンヤードは買物、食事、さらに観光も楽しめる場所。ウエスト30丁目と34丁目の間、10番街と12番街ウエストハイウェイの間に広がっています。

中心は高層ビル「30ハドソンヤード」。そこにはCNNやHBO、ウェルズ・ファーゴ証券などのテナントが入っています。

30ハドソンヤードに隣接する「20ハドソンヤード」は、高級ブティックからデジタル・ネイティブブランドまで含む巨大ショッピングセンター、ザ・ショップス＆レストランズ・アット・ハドソンヤードです。

1階にはカルティエ、フェンディ、ダンヒル、ブルックス・ブラザーズなどの高級ブランドが揃っています。フロア・オブ・ディスカバリーと呼ばれる2階には、オンラインで生まれたプレミアム・メンズウエアのマックウェルドン、環境に優しいベビー用品が魅力のミルク＆ハニーベイビー、そして“キャンプ”と呼ばれる子供向けスペースにはおもちゃの販売から子供が遊べる十分なスペースも用意されています。無印良品とユニクロもこのフロアに店舗を構えています。

3階には、アメリカのモールでは定番ブランドのルルレモンやザラなどがあります。

そして5階から7階を占めるのは、ニーマン・マーカスNYの旗艦店！　ニューヨーク初上陸の高級デパートとして、ファッションだけでなく、ダイニングやビューティーサロンなども提供しています。キーテナントとしてどんな展開をしているのか、のぞいてみる価値大です。ニーマン・マーカスのオリジナルアイテムならちょっとしたお土産にもなりますよ。

グルメを楽しむならば、「10ハドソンヤード」にあるスペイングルメのフードコート、メルカド・リトル・スペインでどうぞ。軽食からゆったりとしたディナーまで、好みと時間に合った多様なメニューが揃っています。

中心はメルカドと呼ばれるフードホールで、軽食のキオスクやコーヒーショップ、バーやテイクアウトのスイーツなどが集まっています。とても活気があり、いかにもスペイン（！）という雰囲気です。

ここでランチをするなら、スペインのさまざまなサンドイッチが手軽に味わえるボカタス＆エンパナーダ（Bocatas＆Empanadas）がおすすめです。

また、ハイラインの真下に位置するスパニッシュディナー（Spanish Diner）もおすすめ。こちらは卵料理が名物のカジュアルレストランです。朝7時からスタートする朝食にはじまり、ランチ、ディナーと23時までオープンしています。特におすすめなのは朝食。オムレツや目玉焼き、スクランブルエッグなど名物料理が$13前後で味わえます。

また、メルカド・リトル・スペイン内のキオスクには、スペイン人アーティストの本やTシャツなどプレゼントやおみやげになるアイテムが揃っています。オリーブオイル、魚の缶詰、ピクルスの瓶詰めなどを扱っているコルマド（Colmado）も要チェックです。

そしてハドソンヤード最大の観光ポイントは、広場に立つヴェッセルです。巨大な松ぼっくりを逆さにしたようなユニークな形の建造物で、複雑に交わった階段からなる展望スポットです。最上階の8階からは周囲の景色が楽しめます。現在入場は無料ですが、予約が必要なチケット制になっています。当日予約も可能なので、ハドソンヤードに着いたらぜひ最初に訪れてみてください。

ハドソンヤードは、フードホール、ホテル、レジデンス、ニューヨーク史上最大の巨額な費用を投じた民間企業による大プロジェクトです。現時点ではまだ開発の第1段階が終了したところで、2025年に完了する予定だそうです。

公園、学校、多くの商業施設と住宅、医療施設と緑豊かな庭園が誕生する予定で、完成後には毎日推定1万2500人が生活し、仕事、食事、買物をすることになるそうです。2020年3月には西半球で最も高い屋外スカイデッキがオープンする予定で、これもとても楽しみです。

ハドソンヤードへは、地下鉄7号線34th St.-Hudson Yards駅からすぐ。ハイラインからもアクセスすることができるので、あわせて観光を楽しむといいでしょう。