店内の赤いらせん階段が見事な本屋。
美しい書店の世界ランキングで第2位に選ばれたこともあります。
1869年に建てられたこの書店は何人かオーナーが変わった後、1894年にピント・レロの手に渡りました。
彼は兄弟のアントニオ・レロと共に、1919年に書店の名前を
「レロと兄弟」という意味のレロ・イ・イルマオンという現在の名前にしました。
木製の美しいらせん階段は、赤い床と温かみのある茶色い手すりが見事に調和していて、
まるでお屋敷のような造りになっています。
壁一面に広がる書棚には、びっしりと本が並び、商品でありながらインテリアのような雰囲気です。
吹き抜けなので書籍が並ぶスペースはあまり大きくないですが、何はともあれ内装の細かい装飾にうっとりします。
世界の中でも美しい書店として近年有名になり、多くの観光客が訪れるようになりました。
ただ、結果として書籍を購入しない人で混雑するようになり、
本来の営業活動に支障が発生するという懸念が出てきたため、
今年の7月より書店に入るための入店料金がかかるようになりました。
入店するときに3ユーロを払いますが、
商品を購入した場合は差額を払うことになるため、入店料金はフリーとなるシステム。
入店料はこの美しい書店を維持するために使用されるようです。
写真目当ての観光客で一時期ゆっくり本を見れる状況ではなかったですが、
このシステムを導入することで地元の人もゆっくり過ごすことができるようになりました。
ただし、今度は入店するための人で行列が出来てしまっているので、
時間に余裕を見て訪れることをおすすめします。
営業時間は平日は9:00~19:00です。土曜日は9:30~13:00です。
日曜日はお休みです。
Livraria Lello レロ イ イルマオン
世界でも名高い美しい書店!
- 投稿日2015/11/27
ポルトガルで一番美しい本屋さん
- 投稿日2015/11/27
ポルトガルで最も美しい本屋さん、「レロ・イ・イルマォン」。
最近では世界で最も美しい本屋さんの一つに選ばれ、観光スポットとして益々脚光を浴びています。
写真撮影目的でどっと押し寄せる観光客から建物を守るため、
また現役の書店としての商売に支障をきたしていたため、一時は写真撮影を禁止していたこともありましたが、
現在では入場料を設け、一度に入場する人数を制限しています。
店の中央に配された、「天国の階段」と呼ばれる曲線が美しい階段は、緻密に計算され2本の鉄柱に支えられています。
2階からは浮いているように見え、その姿は橋のよう。
木彫の模様、天井のステンドグラス、壁面すべてが芸術としても美しく、一見の価値があります。
書店としても充実しています。
主に歴史書や料理本、辞書などの実用書や小説などを扱っており、
中にはレロ書店の歴史を綴った冊子や、FCポルトに関する本も。
ハリー・ポッターシリーズや村上春樹作品など、話題の小説も取り揃えています。
いつも多くの観光客でにぎわっているので実現できそうにありませんが、
いつかこの空間でゆっくり立ち読みしてみたいものです。
特に、ハリー・ポッターシリーズのローリング氏はポルト在住経験があり、
このレロ書店もホグワーツのモデルの一つだと言われています。
ここでハリー・ポッターシリーズを読めたら、ホグワーツの世界に迷い込んでしまいそうですね。
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ジャンルショップ
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エリアポルト
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住所
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アクセス地下鉄D線 São Bento駅から徒歩約8分
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電話番号+351-22-200 2037
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営業時間[月-金]10:00-19:30、[土・日]10:00-19:00
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定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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