「観光客の少ない美術館に行きたい!」
「日本では見られない作品を鑑賞したい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄Cluny - La Sorbonne駅(クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅)からすぐ。セーヌ川やノートルダム寺院からも近い、観光の中心地にある美術館です。常設展は8ユーロ、特別展の期間中は常設展に加えて1ユーロ追加になります。
パリの中心に位置しながら、喧騒とはかけ離れた静かな佇まいの美術館。数百年の歴史ある建物が、美術館として使われています。館内に足を踏み入れると、石造りの重厚な建物のせいか、少しひんやりとします。仄暗い館内を歩いて行くと、数多くの中世の彫刻や絵画、タペストリーが出迎えてくれます。
この美術館でぜひ見ていただきたいのが、『貴婦人と一角獣』のタペストリー。連作になっており、6枚のタペストリーが1つの部屋で鑑賞できます。1枚1枚に込められた職人の技術やその意味などを味わいながらゆっくり見ていたら、2時間はあっという間です。展示室は美術館の中でも特に奥にあるので、途中で引き返して見逃してしまわないようにご注意ください。
展示されている作品だけでなく、美術館自体も十分に見応えがあります。ぜひ十分に時間をとった上で訪問することをおすすめします。観光の中心地にありながら、観光客は少なめなので穴場スポットで、静かな時を過ごしてみませんか?
Musee de Cluny クリュニー中世美術館
美しいタペストリーの美術館
- 投稿日2017/09/06
- 更新日2022/06/03
クリュニー中世美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアカルチェ ラタン
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住所
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アクセス地下鉄10線 クルニー ラ ソルボンヌ Cluny La Sorbonne駅から徒歩約2分、地下鉄4線・RER B・C線 サン ミッシェル ノートル ダム Saint-Michel Notre-Dame駅から徒歩3分、4・10線 オデオン Odéon駅から徒歩約5分、63・86・87番バス クルニー Cluny停留所からすぐ、21・27・38番バス レ ゼコール Les Écoles停留所から徒歩約2分
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電話番号+33-1-53737800
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営業時間9:30-18:15
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定休日月曜日、1月1日, 5月1日, クリスマス
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予算入場料 12ユーロ
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公式サイト
Notre-Dame Cathedral ノートルダム大聖堂
美しいバラ窓は必見!
- 投稿日2017/09/06
- 更新日2021/04/01
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【現地クチコミ事務局よりお知らせ】
ノートルダム大聖堂は、2019年4月15日夜(現地時間)に発生した大規模火災のため、現在修復工事が進められています。
詳細は公式サイトなどでご確認ください。
2021年4月1日 現地クチコミ事務局
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「パリの有名スポットに行きたい!」
「ユネスコ世界遺産に行きたい!」
という人におすすめのスポットです。
最寄りの地下鉄Cité駅(シテ駅)から歩いてすぐ。シテ島にある大聖堂です。
目を引く外観は、セーヌ川の対岸からもすぐに見つけることができます。非常に大きな建物なので、正面から撮影するだけでなく、セーヌ川の対岸からの撮影もおすすめ。
内部への入場は無料です。大聖堂の塔に登るには有料ですが、常に行列ができているので、時間に余裕を持って訪れる必要があります。大聖堂の内部のみなら1時間あれば十分ですが、塔に登る場合はその時々で待ち時間が異なります。
正面入り口の上にある彫刻は、非常に素晴らしいです。入場するにも並ぶことがありますが、彫刻を眺めていたらあっという間!ぜひお試しください。
ここでの見所はいくつかありますが、特におすすめは美しいステンドグラスのバラ窓。自然光の具合によって、その時々で表情を変えます。大聖堂は信者の方も数多くいらっしゃる、神聖な場所です。シャッターを押す際にはフラッシュはたかないよう、お祈りの方の邪魔にならないよう、ご配慮ください。
大聖堂には世界中からたくさんの観光客が訪れます。それを狙ったスリや強引な土産物売りもいるようです。貴重品の管理にはご注意ください。
ユネスコ世界遺産に登録された、ゴシック建築を代表するモニュメント
- 投稿日2014/08/23
- 更新日2019/04/16
ゴシック建築を代表する、ノートルダム大聖堂は、
ジャン・ポール二世広場から眺めると、その美しさと大きさに圧倒されます。
1991年、大聖堂は、「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともに
ユネスコの世界遺産に登録されました。
ノートルダム大聖堂が位置するのは、セーヌ川の中州にあるシテ島ですが、ここはパリ発祥の地。
紀元前3世紀頃にパリシィ人と呼ばれる人たちがここに住み始めたと言われ、
それがパリの名前の起源だと言われています。
1163年に大聖堂の建設が始まり、完成をみたのは87年後の1250年です。
聖堂にはバラ窓と呼ばれるステンドグラスで作られた円形の窓が3つあり、
正面に西のバラ、側面に北のバラと南のバラがあります。
聖堂正面右側には、カール大帝(シャルルマーニュ)の騎馬像が立っていますが、
カール大帝は西ヨーロッパを統一し、800年にバチカンでローマ教皇から加冠され、
皇帝となった人物です。
1804年には、ナポレオンが、ここノートルダム大聖堂で、戴冠式を行い、
皇帝の地位に就きました。
大聖堂の裏手には、ヨハネ23世公園があります。
常にツーリストでいっぱいの正面広場の喧騒を離れて、
緑に包まれた静かな公園で大聖堂の後ろ姿を見ながら、過ごせます。
園内では、近隣住民らしき人たちが本を読んだり、おしゃべりをしている姿も見られ、
市民の憩いの場といった趣です。
850歳でなお健在!<私たちのレディー> ノートル・ダム・ド・パリ
- 投稿日2014/09/09
- 更新日2016/06/06
鎌倉幕府が始まった時(1192年)に
ノートル・ダム大聖堂は建立を初めて30年が経っていました。
そして鎌倉幕府が滅びる頃に完成を見ました。
実に100数十年に及び建築を続けたのです。
中世時代の時の流れは実にゆったりしていたことを想わせます。
時代は、ゴシック様式と呼ばれることになる聖堂建築が始まった頃です。
したがって、ノートル・ダム大聖堂の価値は先ずこの点に在ります。
ロマネスク様式に学びながらもっと高く、
もっと大きく、もっと神々しくと考え建築されました。
丸いアーチから尖ったアーチへ、
交差円天井から交差尖頭リヴ(肋骨)を付けた天井へと変化していきます。
それにより石積みで重厚感があったロマネスク様式から
ステンドグラスがはめ込まれ光が差し込む神々しいゴシック様式が誕生しました。
ノートル・ダム大聖堂は初期ゴシック様式ゆえに
端正さ、純正さ、素直さを感じ
信仰が最も純心であったことを随所に感じることが出来ます。
その極め付きを
ヨーロッパ・キリスト教世界で最も美しい北バラ窓に見ることができるでしょう。
直径13mに及ぶバラ窓の中心部には幼子を抱いた
ノートル・ダム(Notre-Dame私たちの貴夫人・マリア)が坐しています。
農民が大多数で、しかも短命であった中世キリスト教世界は
布教の為に<産み、育て、護る>マリア様信仰を推し進めたと思われます。
と同時にマリア様信仰は中世時代の
騎士道精神(レディー崇拝の精神)を現わしているでしょう。
大聖堂の入口門には聖母子の横でひざまずく当時の王・ルイ7世がいます。
この王は十字軍遠征先で
妃アリエノール・ダキテーヌと不仲になり離婚することになります。
ところが、離婚された妃はイギリス王・ヘンリー2世と再婚するという
スキャンダルを起こし、やがてキング・ジョンを産みます。
一方、フランス王も世継ぎを作る為に再婚し、
フィリップ2世が生まれることになります。そして、
ジョンとフィリップは中世史を飾る戦いを展開することになるのです。
パリにノートル・ダム大聖堂が建立されると
今までに見たこともない巨大な石の建物に驚嘆した人たちは
パリに負けないような大聖堂を建築して行きます。
それは資本主義社会の都市が他の都市に負けない高層ビルや電波塔を
競争するかのよう造っているのに似ているかと思います。
850歳になった<私たちのレディー>は
年老いてなお健在でその存在価値はますます高貴になっております。
ノートルダム大聖堂
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ジャンル寺・神社・教会 世界遺産
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エリア4区 ポンピドゥー・センター
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住所
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アクセス地下鉄4線 シテ Cité駅から徒歩約4分、地下鉄4線・RER B・C線 サン ミッシェル Saint-Michel駅から徒歩約4分
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電話番号+33-1 42 34 56 10
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予算大聖堂 無料
塔 10ユーロ
地下のクリプト 7ユーロ -
公式サイト
Louvre Museum ルーヴル美術館
世界で一番、入場者の多い美術館
- 投稿日2014/08/24
- 更新日2021/04/01
普段、美術にあまり興味のない人でも、
パリに行けば、ここを訪れずにはいられないのではないでしょうか?
世界で一番、入場者の多い美術館であるルーブル美術館は、年間入場者数が約1千万人、
ここに来れば、『ミロのヴィーナス』、『サモトラケのニケ』、『モナリザ』など、
歴史や美術の教科書で見た作品の本物に会えるのです。
ルーブル美術館の建物はルーブル宮殿、つまり王の居城でしたが、
ルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿を造り、そこに移った後に、
アカデミー・フランセーズ、王立絵画・彫刻アカデミーなどの文化団体が使うようになり、
文化・芸術の殿堂となりました。
美術館として開館したのは、革命後の1793年、
王室、貴族、教会の所有していた美術品を没収して、展示したのが始まりです。
現在、収蔵作品は40万点を超えると言われ、展示されている作品だけでも3万5千点ほどになります。
展示場は6万平方メートル以上もあり、古代エジプト美術、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術、
古代オリエント美術、イスラム美術、絵画、彫刻、工芸品、そして素描・版画の
8つの部門に分類されています。
1日で、全てを見るのはたいへんなので、まずは、サイトやガイド本などで
興味がある部門、作品のある場所をちゃんとチェックしてから入館することをお勧めします。
入口は中庭にあるガラスのピラミッドが知られていますが、
リヴォリ通りに面した、カルーゼル・デュ・ルーブルの入口から入ると、比較的空いています。
混雑する入場時の注意点とは? 詳しく教えます。
- 投稿日2019/11/26
館内の作品説明は、無数に出版されているガイドブックを参考にしていただくことにしまして、今回は入場する際の注意事項についてコメントします。
≪ミューゼアムパス・入場券購入について≫
最近アジアからの旅行者が増えた関係もあり、ミューゼアムパスをあらかじめ購入してあっても、入場時間を公式サイトで予約しておかないと入れてもらえない事例がでてきました。
ルーブル美術館の公式サイトは、最初のページは日本語表示できますが、肝心のチケット購入予約ページに入るとフランス語、英語、または、スペイン語だけになります。
ミューゼアムパスをあらかじめ購入してある場合には、チケットを購入する一般客ではなく、ミューゼアムパス用のページから入場時間を指定します。この予約に関しては無料なので、訪問前に済ませておきましょう。
https://www.ticketlouvre.fr/louvre/b2c/index.cfm/pmpevent/eventCode/PMP
ただし、10月24日から開催されている「ダビンチ没後500年特別展」にも行かれる場合には、また別のページからダビンチ展の予約時間も指定する必要があります(こちらも予約無料)。
https://www.ticketlouvre.fr/louvre/b2c/index.cfm/expovinci/eventCode/ExpoVinWeb
この2種類の予約表は、必ずプリントして持参するようにします。携帯電話での画面表示で入口のスキャナーでバーコードを読み取れず、最悪の場合、入場を断られることもあるようです。
当日ミューゼアムパスを購入する場合には、ルーブル美術館と地下で隣接する、美術館とは全く関係ない地下商店街「カルーゼル・ド・ルーブル」にあるタバコ屋で購入します。以前はここでルーブル美術館の入場券も販売していましたが、偽造入場券が発見されたことから、外部での販売は禁止になりました。
予めミューゼアムパスを持っているとガラス張りの大ピラミッド、またはRichelieu(リシュリュー)翼のグループ入口側から入場することができます。ただし、地下の逆さピラミッドからは一般個人客と同じラインに並ぶ必要があるので、入場するのに時間がかかり、ミューゼアムパスのメリットはありません。
また、旧版ガイドブックには、オペラ座界隈ピラミッド通りにある観光局でミューゼアムパスを購入できると書いてありますが、この観光局はパリ市庁舎の方へ移転しましたのでご注意ください。
ルーブル美術館のみの入場券の場合は、オンラインで大人17ユーロ、18歳未満は無料(年齢を確かめる際にパスワードなどの身分証明書の提示を求められます)。身障者&同行者も同じく無料です。また、毎月第1土曜日18:00からは大人を含めてすべて無料になります。
≪訪問・見学時のアドバイス≫
滞在日数に余裕があり、ルーブル美術館を見学する曜日を選べる場合には、火曜日が休館日のため、月曜日と水曜日は意外に混むので避けた方がいいでしょう。月・木・土・日曜日は9:00~18:00(第1土曜日のみ21:45まで)、水・金曜日は9:00~21:45までの開館です。
予約時間帯で比較的に空いているのは、11時半~13時ごろの昼食時か、閉館に近い時間帯です。しかし、ルーブル美術館常設の作品群をザッと鑑賞するにしても最低2時間は欲しいところです(ダビンチ展だけでしたら1時間ほどで大丈夫でしょう)。
アクセスは1号線または7号線の「パレ・ロワイヤル駅」から徒歩5分。常設展はDenon、Sully、またはRichelieuの入口から。ダビンチ展はSullyの入口にあるエスカレーターを登らずに、地下1階のナポレオンホールへ向かいます。常設展には日本語のオーディオガイドがありますが、ダビンチ展ではフランス語と英語のみです。
日本語の館内図はコチラで確認できます▼
https://www.louvre.fr/sites/default/files/medias/medias_fichiers/fichiers/pdf/louvre-見取り図館内のご案内.pdf
オーディオガイドは、任天堂の3DSを使った機材を5ユーロで借りることができますが、保証金の代わりにパスポートなどの身分証明書を預けておかなければなりません。
身分証明書は日本語でしか書かれていない運転免許証、国民保険証、またはクレジットカードでも大丈夫です。ただし、飛行機会社のマイレージカードやポイントカードはNG。 日本語で書いてあってもルーブル美術館の係員には分かるようです。
空いている時間帯としては、夜間営業する水曜日と金曜日の夕方から。ただしルーブル美術館の守衛の勤務の都合で、訪問客が比較的少ない古代エジプト部門など、夜は閉鎖されてしまうコーナーがどこか必ずでてきます。
また、木曜日は昼間であってもフェルメール『レースを編む女』で有名なオランダ絵画セクションなどが閉まることが多いので要注意です。
閉鎖情報はこちらにも記載があります(日本語なし)▼
https://www.louvre.fr/sites/default/files/medias/medias_fichiers/fichiers/pdf/louvre-plan-annuel-d-ouverture-et-de-fermeture-des-salles_2.pdf
(一般の商店でも言えることですが)フランスでは「閉店時間」というとお客さんが出される時間というよりも、従業員が帰る時間です。ルーブル美術館も17:30ごろから閉まり始めます。※夜間営業日は21:30から
メトロの2駅分にまたがっている広大なルーブル美術館では、建物の隅から徐々に閉鎖されていき、閉館時間には館内に誰もいなくなります。
できれば、遅くとも閉館時間の1時間30分前には入場しましょう。もしもパリ市内観光の都合で美術館入場が夕方になってしまった場合には、他に比べて早目に閉まってしまう『ミロのヴィーナス』の方から見学し始めることが肝心です。
Sully口から入り中世のルーブル宮を通過、スフィンクスの彫刻の右側の階段を登って左手に曲がると『ミロのヴィーナス』が見えてきます。その後で『サモトラケのニケ』『モナ・リザ』と回って行くことをお勧めします。
また、閉館ギリギリ(45分前)に入場する場合は、ピラミッド下にある日本語ガイドブックを扱っている売店も、館内見学後にはすでに閉まっている可能性がありますから、事前に欲しいものは買っておく必要があります。
逆に、開館一番で入場出来た場合はDenonの入口から入って奥まで進み、右手にあるエレベーターで2階に直行、その後右側に曲がると「国家の間」にたどり着きます。まだ誰もいない空間で『モナリザ』独り占めの写真が撮れるでしょう。
≪持ち込み禁止物について≫
美術館に持ち込めないものは、ミネラルウオーター以外のドリンク類、食料品、長傘、大きなリュックサックです。水はこぼしても蒸発するだけなのでよし、それ以外は掃除する必要があるので禁止ということになっています。
なお、長い傘や大きな荷物、冬場に着ている厚手のコートなどを無料で預かってくれるコーナーが新しくできました。自分でパスワードを設定して無料で借りられるようになっていますが、万が一そのパスワードを忘れてしまった場合は係員が対応してくれます。
ただ、日本のように身分証明書の提示を求められないので、逆に言えばだれでも開けられてしまうということ。よって、貴重品類は預けないようにしてください。
荷物預かり所の左手に「Assistance」と書かれたコーナーがあり、ここで車椅子を無料で借りることができます。こちらではオーディオガイド同様に、身分証明書にあたるものをギャランティとして預ける必要があります。
1週間いても見飽きない巨大美術館
- 投稿日2017/09/06
- 更新日2019/06/27
「有名な作品を鑑賞したい!」
「有名な美術館に行きたい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄Palais Royal Musée du Louvre駅(パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴル駅)からすぐ。美術館が駅名にもなっているので、わかりやすいです。
地下鉄駅から美術館併設のショッピングモールを抜けると、地下からでも美術館に入ることができます。事前に2日間48ユーロのミュージアム・パスを購入しておくと、入場がスムーズに行えます。
地上には、スケルトンのピラミッドが目を引くエントランスがありますが、このエントランスはとても混み合うので、写真撮影のみがおすすめ。夜はライトアップされるので、昼と夜の両方を撮影してみてはいかがでしょうか?
世界最大級の所蔵量を誇る、ルーヴル美術館。美術や歴史の教科書に掲載されるような名作も、数多く展示しています。ひとつひとつ見ていたら、1週間あっても足りないぐらい!
効率的に名作をまわりたい人は、館内表示に従って行ってみてください。レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や、『ミロのヴィーナス』など、有名な作品がどこにあるのか、館内に表示があります。事前に見たいものが決まっている場合は、どこにあるのか館内マップで確認した上で、エリアごとに見て回るのもおすすめです。
ここでひとつ注意点があります。世界中からたくさんの人が押し寄せる美術館なので、いろんな人が出入りします。スリの被害も多いようなので、貴重品の管理はくれぐれもお気をつけください。
ルーヴル美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー 世界遺産
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エリア1区 ルーブル
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住所
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アクセス地下鉄1・7線 Palais Royal-Musée du Louvre駅からすぐ、7・14線 Pyramides駅から徒歩約6分、27・39・68・69・95番バス Musée du Louvre停留所からすぐ、21・69・N11・N24番バス Palais Royal-Musée du Louvre停留所からすぐ
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電話番号+33-1 40 20 53 17
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営業時間[木・土-月]9:00-18:00 [水・金]9:00-21:45
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定休日火曜日、1月1日、5月1日、クリスマス
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予算入館料(大人) 22ユーロ
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公式サイト
Guimet National Museum of Asian Arts 国立ギメ東洋美術館
パリで東洋の芸術品を見るなら、ここに限ります
- 投稿日2019/09/25
- 更新日2020/11/20
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ギメ美術館はイエナ駅すぐ近くで、建物の形からすぐに分かります
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日本だけでなく、中国などのアジアの芸術作品が展示されています
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ただ今東海道というテーマで特別展を開催しています。最新情報はホームページでご確認を
メトロ9号線のイエナ駅を出ると、広場の中央にはアメリカ合衆国の独立戦争で活躍し、のちに初代大統領になったジョージ ワシントンの騎馬像があります。国立ギメ東洋美術館はこの広場に面していて、角が丸くなっている建物ですから、すぐに分かります。
入り口で簡単な手荷物検査があり、そのすぐ脇でチケットを購入します。入場料は大人11.50ユーロ、18〜25才8.50ユーロ、18才未満は無料。毎月第1日曜日は無料です。
また、無料で借りられるオーディオガイドの日本語版がありますが、機械を破損させた場合には305ユーロも取られるのでご注意を。オーディオガイドが説明する所要時間は1時間半くらいです。
この美術館は、その名の通り、エミール・ギメというフランス人旅行家・美術品収集家のコレクションをベースに設立されました。彼は古代エジプトの作品も集めていましたが、ルーブル美術館にあった東洋の芸術作品と交換して、アジア諸国の美術品に特化した美術館になりました。
日本の浮世絵だけでも約3,000枚、それ以外にも日本部門だけで11,000点。そして、アフガニスタン、インド、中国、韓国などのアジアの国々の作品を含めて、長きに渡る東洋史が5,500平方メートルの展示スペースに収められています。現在ヨーロッパで最も多くのアジアの芸術作品を集めた美術館です。
半年おきぐらいでピカイチの企画展を開催しています。日本文化にも特化した展示会もやりますので、パリを訪れたタイミングで興味のある展示があればぜひ訪れてみてください(詳細は公式ホームページをご確認ください)。火曜日は休館です。
国立ギメ東洋美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリア16区 パッシー
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住所
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アクセス地下鉄9線 Iéna駅から徒歩約2分、6線 Boissière駅から徒歩約5分
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電話番号+33-1 56 52 54 33
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営業時間10:00-18:00
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定休日火曜日, 1月1日, 5月1日, クリスマス
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予算入場料 13ユーロ
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公式サイト
Gustave Moreau National Museum ギュスターヴ・モロー美術館
モロー好きにはたまらない美術館
- 投稿日2017/09/06
- 更新日2020/11/20
「観光客の少ない美術館に行きたい!」
「美術館自体を楽しみたい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄はいくつかありますが、Trinité - d'Estienne d'Orves駅(トリニテ・デスティネ・ドルヴ駅)もしくはSaint-Georges駅(サン・ジョルジュ駅)が徒歩圏内の駅です。住宅街にある美術館で、あまり美術館らしい外観ではないので、通りすぎないようにご注意を。
画家のギュスターヴ・モローがアトリエ兼住宅として使っていた場所を、美術館として公開しています。一般の入館料は6ユーロ(2016年12月時点)。館内には、彼の作品が所狭しと並んでいます。モローの作品が好きな人にとっては、たまらない場所のはず!
こぢんまりとした美術館ですが、展示されている作品は膨大です。引き出しのように収納された作品も数多くあります。それらをひとつひとつ鑑賞していたら、2時間はあっという間!
モローの作品だけでなく、館内の調度品や装飾も素晴らしいです。特に、部屋の中心にある螺旋階段は一見の価値あり!上層階に移動するために使えるので、ぜひ螺旋階段を含めて館内を鑑賞してみてください。
パリの中心地から離れていることや、モロー作品のみの展示のためか、観光客もまばらです。美しい邸宅とモローの名作をゆっくり堪能できる場所として、おすすめの美術館です。
画家の生活空間が満杯!ギュスターブ モローが好きなら必見です。
- 投稿日2019/07/31
メトロ 12号線、Trinité - d’Estienne d’Orves駅を下車し、教会を正面に見て右手の道をまっすぐ進み、1本目の右手の道を曲がって歩いていくと、突き当たりに国立ギュスターヴ・モロー美術館の垂れ幕が見えてきます。
ここはギュスターヴ・モローが実際に住んでいた屋敷で、1・2階は住居、3・4階はアトリエでした。もともとは、ブルジョワジーの両親が購入した建物で、この界隈には文学者のジョルジュ・サンドや音楽家のショパンなど、“ヌーベル アテネ”と言われる芸術家たちが暮らしていました。
モローの死後、遺言により建物とすべての作品がフランス政府に寄贈されたのです。
玄関を入ると、大きな荷物を預けられる鉄格子のロッカーがあり、備え付けの南京錠で鍵をかけることもできます。その後、左手の売店兼チケット売り場で入場券を購入し、中に入ります。
右手の階段を上っていくと、そこには画家の生活空間が。当時の日常生活で使っていたあらゆる品物が陳列されており、品数の多さに驚きます! 絵画だけでも約1300点あまりが保存されています。
3・4階のアトリエ部門には、画家が使用していたパレットをはじめ、習作からデッサンまで遺品がすべて所狭しと陳列されています。セザンヌやルノワールのアトリエもそうですが、絵描きが仕事場にしていたアトリエはどこも天井が高いですね。館内には象徴主義の画風、独特の雰囲気が広がっています。
入館料は一般大人7ユーロ、18歳未満は無料です。
ギュスターヴ・モロー美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアピガール
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住所
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アクセス地下鉄12線 Trinité駅から徒歩約3分、2・12線 Pigalle駅から徒歩約8分、26・43・68番バス Trinité停留所から徒歩約3分、40・74番バス Saint-Georges停留所から徒歩約4分
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電話番号+33-1 48 74 38 50
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営業時間10:00-18:00
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定休日火曜日, 1月1日, 5月1日, クリスマス
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予算一般 8ユーロ
18歳以下 無料
毎月第1日曜日 無料 -
公式サイト
Musee d'Orsay オルセー美術館
ルーブル美術館の次は、オルセー美術館
- 投稿日2014/09/09
- 更新日2020/08/26
フランスでは歴代の大統領がそれぞれ新しい美術館や博物館を建設していますが、
オルセー美術館はジスカール デスタン大統領の発案でした。
建物に大きな時計が付いているのは、
その昔蒸気機関車の走っていた時代に国鉄の駅として作られたからで、
丁度それが印象派の時代でしたから、
建物と館内に収めらている絵画の時代が一致する訳です。
ルーブル美術館が閉まっている火曜日は、
その代わりに見学しようと集まってくる旅行者で混み合いますから、
ミュージアムパスを予め買っておくことをお勧めします。
そうすることでリール通り側の比較的空いている優先口から入場することができます。
現職の館長が反対しているため、オルセー美術館内では写真撮影は禁止です。
館内の作品配置は、入場券のチェックを受けて階段を降りますと、
大ざっぱに言って左側が左寄りの反体制派の作品が並び、
右側には絵の描かれた当時右寄りの体制派の画家が描いた作品が配置されています。
また、印象派の絵画は太陽の光の下で描いた作品が多いために、
同じような光の環境で鑑賞できるように
5階の屋根裏を改装したコーナーに陳列されています。
美術館に寄贈した絵画コレクターの意思を継いで作家別ではなく、
コレクションごとにまとめれているコーナーもあります。
時間に余裕がありましたら、美術館内2階にあるレストランで昼食を取りましょう。
天井画も素晴らしく、料金も50€前後で料理の質も納得できるものです。
印象派好きにはたまらない美術館!
- 投稿日2017/09/06
「印象派の作品が見たい!」
「有名な美術館に行きたい!」
という人におすすめの美術館です。
高速鉄道Gare du Musée d'Orsay(オルセー美術館駅)すぐ。セーヌ川沿いのロケーションにある美術館です。建物自体が美しいので、セーヌ川と一緒に写真撮影するのがおすすめ。
ルーヴル美術館と並んで、パリの中でも世界的に有名な美術館なので、常に入場の列ができています。事前に2日間48ユーロのミュージアム・パスを購入してから入場するのがおすすめです。
ルーヴル美術館と比べて、美術館の規模は小さいです。それでも、印象派の作品の豊富さは世界有数。モネ、ルノワール、マネなど、日本でもおなじみの画家の有名な作品が並んでいます。2時間ほどあれば十分にまわれるので、お気に入りの画家の作品がある部屋をゆっくり鑑賞できます。
ここでの穴場的なおすすめは、カフェテリア。もともと駅舎だった建物を美術館にしており、ここのシンボルでもある時計を裏側から見ることができるのがカフェテリアなのです。芸術作品だけでなく、建物自体も歴史と価値のあるものなので、ともに鑑賞してみてください。
オルセー美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー 世界遺産
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エリア7区 エッフェル塔
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住所
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アクセス地下鉄12線 Solférino駅から徒歩約3分、RER C線 Musée d'Orsay駅からすぐ、68・69・87番バス Henry de Montherlant停留所から徒歩約3分、84・94番バス Solferino/Bellechasse停留所から徒歩約3分、63・73・83・84・87・94番バス Lille/Université停留所から徒歩約4分
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電話番号+33-1 40 49 48 14
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営業時間[火・水・金-日]9:30-18:00 [木]9:30-21:45
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定休日月曜日、5月1日、クリスマス
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予算入館料(大人) 16ユーロ
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公式サイト
Musee de l'Orangerie オランジュリー美術館
圧巻。幅90メートルもある連作、モネの睡蓮
- 投稿日2014/08/25
- 更新日2020/08/26
モネの『睡蓮』といえば、
チュイルリー公園内にあるオランジェリー美術館をすぐに連想する人も多いでしょうが、
まさにこの美術館は、『睡蓮』を展示することを目的に建設されました。
1918年、モネは友人で当時フランスの首相だったクレマンソーに
『睡蓮』を国に寄贈したい、と話したところ、
クレマンソーは、リュクサンブール美術館の別館になる予定だった、
元温室に『睡蓮』を展示することをモネに提案。
“楕円形で、自然光の入る展示室”というアイデアを元にモネ自身が美術館の設計に参加し、
展示室の形状に合わせて、作品を制作したのです。
そして、二つの楕円形展示室の壁面を高さ2m、幅は合わせて90mを超える
8点の連作『睡蓮』を展示する美術館が1927年にオープンしました。
ところが、1960年にピカソ、ルノワールなどの作品コレクションを収蔵するために、
『睡蓮』展示室の上に部屋を増築したため、自然光が入らなくなってしまいました。
その後、2000年から、6年をかけた大工事によって、地下一階に常設展示室を作って、コレクションを移し、
『睡蓮』展示室は、作品を傷めることなく、自然光が入るような特殊ガラスと布を天井に使い、
1927年当時の、モネが望むような自然光の元で『睡蓮』が鑑賞できるようになったのです。
パノラマ状の『睡蓮』連作にはまず圧倒されますが、
日の当たり具合によって、微妙に印象が変わる様子を
長椅子に座って、何時間でも眺めていたい気持ちにさせられます。
もちろん、地下展示室に常設されているピカソ、モディリアニ、ルソーなどの名作も素晴らしく、
ルーブルやオルセーに比べると、規模は小さいけれど、見ごたえ十二分の美術館です。
オランジュリー美術館、睡蓮の絵を見ながら半日ボケッとしよう。
- 投稿日2014/09/09
- 更新日2019/07/16
メトロは、1、8、12号線の通るConcorde 駅で降り、
コンコルド広場をチュルリー庭園に沿ってセーヌ川の方向に歩いて行きます。
美術館の横長の建物はその昔国王のデザートとなる
オレンジの木を栽培する温室だったので、
名前はオランジュリーということになりました。
ここは、クロード モネ「睡蓮」の大作を収めていることで有名です。
この作品自体は、画家の友人だった政治家、
ジョルジュ クレマンソーの依頼で最初からここに収める目的で描かれています。
半生をジベルニー(ジヴェルニー)の村で過ごしたモネが
晩年白内障に犯されながらも、庭師たちに作らせた自前の日本庭園で、
朝から陽の落ちる夕方まで睡蓮と水面に映る柳の葉、
雲などを観察しながら必死に描きました。
睡蓮の作品群で青みがかった絵は朝方、
暖色系の絵は夕方の日本庭園で睡蓮のある池を描いたものです。
この睡蓮の絵のある一階は撮影禁止で
べちゃくちゃ話していると怒られますので要注意です。
撮影可能な地下には、
画商として印象派、ポスト印象派の画家たちを金銭的に支えたポール ギョームと
ジャン ヴァルテルのコレクションが展示されています。
マリー・ローランサン、ピカソ、ルノアール、ゼザンヌ、ユトリロ、
モディリアーニ、マティス、スーティンの作品が並んでいます。
オランジュリー美術館
開館時間 9時から17時45分まで。
閉館日 火曜日、5/1, 7/14, 12/25
入場料 10€ 18歳未満は無料。
オルセー美術館も見学する場合は、組込みのペア券があり、2€安くなります。
どちらかというと、オランジュリー美術館の方が空いているので、
こちらでペア券を買って作品を鑑賞した後に、5分ほど歩いて、
オルセー美術館に行くことをお勧めします。
オルセーはいつも混んでいて、
切符を予め買っているとリール通り側の優先入場口からサッと入れます。
圧巻! モネの『睡蓮』
- 投稿日2017/09/06
「印象派の作品が大好き!」
「モネの作品を鑑賞したい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄Concorde駅(コンコルド駅)から歩いて5分程度。チュイルリー庭園内にある美術館です。オルセー美術館やルーヴル美術館にも近く、美術館巡りをするには絶好のロケーションにあります。
小ぶりな美術館ですが、人気が高いため、入場するまで列に並ぶこともしばしば。一般の入場料は9ユーロです。
まず真っ先に見ていただきたいのが、モネの大作『睡蓮』。部屋を贅沢に使った展示は、自然光をふんだんに取り入れており、作品の美しさを存分に堪能できます。この大作をパノラマ展示するために作られただけあって、見応え十分!フラッシュ無しなら写真撮影も許可されているのが嬉しいところ。
モネの他にも、ルノワールやセザンヌなど、印象派の作品も多数展示されています。また、ピカソやマティスなど、有名な作品もあり、2時間ほどはあっという間にたってしまいます。
印象派好き、モネ好きにはたまらない美術館。ぜひ、人の少ない朝夕の時間帯を狙って訪れてみることをおすすめします。
オランジュリー美術館
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ジャンル美術館・ギャラリー 世界遺産
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エリア1区 ルーブル
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住所
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アクセス地下鉄1・8・12線 Concorde駅から徒歩約5分、42・45・72・73・84・94番バス Concorde停留所から徒歩約6分
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電話番号+33-1 44 77 80 07
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営業時間9:00-18:00(最終入場17:15)
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定休日火曜日、5月1日、7月14日、クリスマス
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予算入館料(大人) 12.5ユーロ
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公式サイト
The Eiffel Tower エッフェル塔
これを見なければ始まらない。パリのシンボル的観光スポット
- 投稿日2014/08/23
- 更新日2020/08/26
これを見なければ、パリ観光は始まらない、とまで言われる、ツーリスト必訪の観光スポットが、パリのシンボル、エッフェル塔。
1889年、フランス革命100周年を記念して開かれた、第4回万国博覧会のために建設されましたが、パリの景観を台無しにする、醜悪な建造物とされ、作家のモーパッサン、建築家のガルニエなど、当時を代表する芸術家たちが建設に抗議する共同声明を出したほど。
20年後に解体される予定が、電波塔として残ることになり、今日に至り、現在、年間約700万人が訪れるパリ有数の観光名所となりました。
塔は全長324m、展望台は地上57m、115m、276mと3か所あります。エレベーター乗り場にはいつも行列ができているので、脚力に自信がある人は、1665段ある階段を利用するのもいいかもしれません。
第一、第二展望台に、お土産の買えるショップとレストランがあります。特に第二展望台にあるジュール・ベルヌは、アラン・デュカスがプロデュースする、ミシュランの1つ星の有名レストランで、早めの予約が必要です。
闇夜にライトアップされる姿はまた、別の美しさがあり、毎時0分から5分間、塔全体が星の瞬きのごとくきらきらと輝く、シャンパン・フラッシュはお見逃しのないように。
撮影スポットとしておすすめなのは、トロカデロ広場前にある、シャイヨ宮テラス。ここでエッフェル塔をバックに記念写真を撮る観光客がたくさんいます。
鉄の貴夫人は健康です!125歳、今日も元気なエッフェル塔!!
- 投稿日2014/09/09
- 更新日2016/06/06
エッフェル塔は2014年で125歳になります。
125歳になっても鉄のごとき健康を誇りパリの空に屹立しています。
まさしく鉄の貴夫人(DAME de FER)というあだ名にふさわしく
今日も元気に世界のツーリストを魅了しています。
パリの歴史はセーヌ河無しには考えられません。
セーヌはパリの母として産み、護り、育てるという
3つの大役を見事に果たして来ました。
セーヌ川岸がユネスコ世界遺産の風景に指定された所以は
母なるセーヌの流れに寄り添って
パリが見事な歴史モニュメントを創造して来たからです。
古代ローマ帝国の遺跡が眠るシテ島、
そこに聳える中世時代のノートル・ダム大聖堂、
王の権力を誇示する近世のルーブル宮殿、そして現代を象徴するエッフェル塔。
フランス現代史が大革命によってスタートして今年で225年。
125歳のエッフェル塔は万博の記念塔ですが、
また現代フランス誕生100周年を祝う300mの金字塔であったことを忘れてはなりません。
125年の年月を経てますます輝いている鉄の貴夫人は
電波の時代に入ってから更に身長を伸ばし現在324m、
7年に一度60トンのペンキを使ってメイクアップをします。
その姿はシャイヨの丘から見てもシャンド・マルスの公園から見ても
オートクチュールのモデルのようなスマートさです。
上に行くほどにペンキの色を薄くしている為に
パリの空に吸い込まれそうな錯覚を与えます。
このような<鉄の貴夫人>を見るために
世界中の人たちが連日訪れエッフェル塔の周りは何時も賑やかです。
パリが華やかで幸せな都市であるのは125歳の鉄の貴夫人のお陰なのかも知れません。
エッフェル塔
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ジャンル展望台・タワー 世界遺産
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エリア7区 エッフェル塔
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住所
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アクセス地下鉄6線 Bir-Hakeim駅から徒歩約8分、8線 Ecole Militaire駅から徒歩約14分、RER C線 Champ de Mars Tour Eiffel駅から徒歩約7分、30・42・82番バス Tour Eiffel停留所からすぐ、86・69番バス Champ de Mars停留所から徒歩約6分
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電話番号+33-8 92 70 12 39
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営業時間8:45-23:45
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定休日詳細は公式サイトを参照
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予算最上階エレベーター入場料(25歳以上) 26.9ユーロ
(12-24歳) 13.5ユーロ
(4-11歳) 6.8ユーロ -
公式サイト
Palais Garnier オペラ座(オペラ・ガルニエ)
ネオ・バロック様式の建物が美しい、オペラとバレエの殿堂
- 投稿日2014/09/30
- 更新日2020/02/14
オペラガルニエは、第二帝政時代のナポレオン3世の命令を受けて、
建築家シャルル・ガルニエが設計したネオ・バロック様式の建物です。
完成までに14年の月日を要し、第三共和政下の1875年にオープンしました。
その名のとおり、オペラとそしてバレエの公演が毎晩のように行われていて、
チケットは、オペラ座のサイトを通じて予約しますが、
窓口で当日券が購入できることもあります。
公演チケットを持っていなくても、夕方16時半(夏季は17時半)までは、
有料で建物内部の見学が可能です。
豪華絢爛で、彫刻を多用するネオ・バロック様式の内装がほどこされた
劇場ホール、回廊、そこへと続く大階段、そして
シャガールの手による劇場ホールの天井画は、一見の価値があります。
建物内にあるオペラ美術館にもアクセスでき、ここでは、
バレエをテーマにした企画展がよく行われています。
また、ブティックには、オペラ座建物の右側、ジャック・ルーシェ広場側にある扉から
いつでも入ることができ、ここでは、レペットの製品やバレエをテーマにした子ども向けの本、
オペラ座のロゴが入ったグッズ類などが購入できます。
同様に併設のレストランも、朝7時から0時までオープンしていて、
オペラ座の建物を通らずに直接、入店できます。
テラス席もあるので、天気のいい日に、ぜひ利用して下さい。
オペラ観劇できなくても豪華な内装を見て臨場感、タップリ。オペラ座(オペラ ガルニエ)
- 投稿日2014/10/02
ミッテラン大統領により
バスティーユ広場に新しいオペラ座が建設されて以来、新旧区別するために、
ナポレオン三世の時代に建造されたオペラ座には、
ガルニエという言葉を付けて呼ばれるようになった。
シャルル ガルニエという建築家が設計したから。
それまで無名だったガルニエは、建築家を決める選考会で
ナポレオン三世の前でオペラ座内部の折衷様式の装飾について質問を受けた際、
「これがあなたのスタイル、ナポレオン三世様式です。」
と切り抜け当選したといわれる。
建設工事は、
モンマルトルから流れる地下水の水源に当たってしまい難航するが、
ガルニエはこの水源を利用して地下湖を作り
オペラ座の両側にはこれを利用して万が一火事になった場合に
消火するためのポンプを設置。
地下湖は、残念ながら非公開で、
ここから舟でパリの要所に抜けられる軍事的に重要な場所になっている。
オペラ座の屋上ではミツバチが飼われており、
ハチミツが溜まると二ヶ月に一度ぐらいのサイクルで売り出る。
以前はオペラ座内部の売店で販売されていたが、
最近はホームページからのみ買うことが出来る。
オペラ座で公演がある時は正面玄関からの入場になるが、
それ以外、劇場内部を見学する場合は、
建物の左手側面、スクリブ通り側から入ることになる。
入場券は、クレジットカード専用の窓口の方が早目に買える。
劇場内部の見所は、何と言ってもシャガールの天井画ですが、
不定期的に舞台で演出家が仕事をしている時などの事情で見れない場合がある。
その時は、切符を切った入場口に戻って
ひとこと言うと再入場を可能にするスタンプを入場券に押してくれる。
その日でなくても翌日でも再入場ができるようになる。
出口側に売店があるが、
バレエシューズで有名なレペト製のキーホルダーやオペラ、
バレエ関係のDVDも多数売っています。
売店で買い物だけしたい場合は、建物右手側面の出口から入る事もできる。
出口側にあるレストラン オペラは、内装が斬新で料理の質も高くお勧め。
オペラ座(オペラ・ガルニエ)
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ジャンル劇場・ホール・ショー
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エリア9区 オペラ座
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住所
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アクセス地下鉄3・7・8線 Opéra駅から徒歩約3分、7・9線 Chaussée d’Antin駅から徒歩約4分、8・14線 Madeleine駅から徒歩約8分、RER A線 Auber駅から徒歩約2分、20・21・27・29・32・45・66・68・95・N15・N16番バス Opéra停留所から徒歩約2分、52番バス Opéra-Rue Halevy停留所から徒歩約2分
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電話番号+33-1 71 25 24 23
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営業時間10:00-18:00
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定休日無休
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予算観劇料(大人) 10~220ユーロ
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公式サイト
Hôtel de Ville welcome center パリ市庁舎中央案内所
Newオープン!美しいパリ市庁舎にある観光案内所
- 投稿日2020/02/04
移転によりパリ市庁舎に新しくオープンした観光案内所は、とにかくキレイでオシャレ! パリ市庁舎自体、建造物としても観光スポットとしても見応えがあるので、ぜひ一度足を運んでみてください。
メトロ1番線 Hôtel de Villeの出口を出ると、目の前に立っているのがパリ市庁舎。その脇に観光案内所の入り口があります。
入り口はBHVデパートとの間のバス通り沿いにあり、「PARIS」と書かれた大きくて分かりやすい赤い看板があるので、迷わず辿り着けると思います。
入り口のセキュリティーチェックを通ると、フロアが右手と左手に分かれています。観光案内所は右手ですが、左手にあるパリ市公認のパリグッズ販売所も必ずチェックしてくださいね(別ページに該当記事がありますので、ご参照ください)。
観光案内所では、パリ市内の観光案内はもちろんのこと、無料の地図やパンフレットも多数取り揃っています。日本語のパンフレットもありますよ。
また、スタッフも親切丁寧に対応してくれるので、わからないことがあればどんどん質問してみてくださいね(英語可)。
ミュージアムパスやディズニーランドなどの各種チケットの購入も可能。購入の際には英語も通じますし、各種クレジットカード利用可能です。
観光案内所の奥には小さな展示会場が併設されているので、覗いてみるとよいでしょう。いつも新しい発見があってとても楽しいですよ!
パリ市庁舎中央案内所
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ジャンル散策路・道
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エリアマレ
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住所
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アクセス地下鉄1・11線 Hôtel de Ville駅からすぐ、RER A・B・D線 Châtelet-Les Halles駅から徒歩約11分、67・72・76・96番バス Hôtel de Ville停留所からすぐ
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営業時間10:00-18:00
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定休日45651
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。