パリ市庁舎そばにあるマレ地区には、16世紀の昔から貴族の館が立ち並んでいました。国王もこの地区に住んでいた時代があります。
メトロ1号線 サンポール駅で降りて、セーヌ川とは反対の方向に向かって歩いていくと7分ほどでピカソ美術館に着きます。
この建物はその昔、塩から税金を取っていた税務署員が住んでいた館で、別名“Hôtel salé”と呼ばれています。ちなみにサレ(salé)というのは、“塩からい”という意味。
ピカソの死後、遺族が巨額な相続税を納める代わりに同等額のピカソの芸術作品を国に譲渡する、ということで設立されたのがこの美術館です。在庫は5000点以上あるそう!
以前は、“青の時代”から時系列に作品が展示されていたのですが、大規模な館内修復工事の後、展示スペースが増えたことと、管理がイタリアの会社に変わったことにより、割とアトランダムに作品が並べられるようになりました。また、6カ月おきぐらいに作品が並び替えられるようになりました。
館内案内を希望する場合には、事前に予約する必要がありますが、日本語のガイドがいます。ガイド料金は直接問い合わせる必要があります。
一般の入場料は大人14ユーロ、18歳未満は無料。また、第1日曜日は無料となります。
2019年5月現在、「カルダーとピカソ展」を開催しています。先日招かれた新企画の懇談会で聞いた話によれば、この秋からは 「ピカソ、魔法の絵画」というテーマで、そして来年は「ピカソと漫画」というテーマで特別展をやるそうです。
National Picasso Museum-Paris ピカソ美術館
フランスでピカソを見るなら、ここが一番。
- 投稿日2019/07/31
世界有数のピカソ作品
- 投稿日2017/09/06
「ピカソの作品が見たい!
「観光客が少ない美術館に行きたい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄Saint-Sébastien - Froissart駅(サン・セバスチャン・フロワサール駅)から歩いて5分ほど。高級住宅街の中にある美術館です。一般の入場料は12.5ユーロ。
歴史のある大邸宅が美術館として利用されているので、その建物も十分見ごたえがあります。入り口から一歩足を踏み入れると、ゴージャスな装飾と巨大な階段が出迎えてくれます。
ここでの見所は、もちろんピカソの作品。年代や作風ごとに分かれて展示されているので、ピカソの作風の変化を分かりやすく見ていくことができます。ピカソのコレクションも展示されており、ピカソ以外の作品を楽しむこともできます。
2014年にリニューアルオープンした美術館なので、館内はキレイで使いやすいです。ミュージアムショップやカフェテリアも併設されているので、作品の鑑賞を終えてからも楽しむことができます。2時間ほど、十分に時間をとって訪れることをおすすめします。
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアマレ
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住所
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アクセス地下鉄1線 サン ポール Saint-Paul駅から徒歩約8分、8線 サン セバスチャン フロッサール Saint-Sébastien Froissart または シュマン ヴェール Chemin Vert駅から徒歩約7分、29番バス リュー ヴィエイユ デュ トンプル Rue Vieille du Temple停留所から徒歩約3分、96番バス サン クロード Saint-Claude停留所から徒歩約2分、75番バス アルシーヴ ランビュトー Archives Rambuteau停留所から徒歩約8分
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電話番号+33-1 85 56 00 36
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営業時間[火-金]10:30-18:00
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定休日月曜日, 1月1日, 5月1日, クリスマス
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予算一般 16ユーロ
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公式サイト
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