パロにある有名なZhiwa Ling Hotel系列で、2017年、ティンプーに建てられた新しいホテルです。ティンプー市内中心部から車で15分くらいのところ、北西の山の手の方のMothitang モティタンというところにあります。Royal Institute for Tourism and Hospitalityという施設の敷地内にあり、看板もない森の中のため外から見てホテルだとは気づきにくい、隠れ家的な宿です。
パロの同系列ホテルZhiwa Ling Heritageはブータン建築を取り入れたデザインで有名ですが、ティンプーのこちらのデザインも素敵です。パロのZhiwa Ling Heritageの宿泊料金はレギュラーシーズンでも1泊180ドル以上ですが、こちらでは130ドルから宿泊でき、ピークシーズンで比べると半額近くにもなります。レギュラーシーズンであれば、旅行会社を通じて値段交渉することもできるかもしれません。
朝食は3つの食事(その日の食材により変わりますが、例をあげるとスクランブルエッグとスモークサーモン、豆の煮込み、目玉焼きとベーコントマトグリルなど)の中から選び、焼き立てのパンやヨーグルトも食べられます、とてもおいしいです!! コーヒーも淹れたてがいつでも飲めて大満足でした。ダイニングルームは外の風景がそのまま見えるので、森の中にいるよう。そんな場所でゆったりとおいしい朝食をとれるのは至福の瞬間。外にもテーブルがあるので、寒くなければ鳥の鳴き声を聞いて外の空気を吸いながら朝食をとるのも素敵です。
部屋数は20と限られており、人が多くないのでとても静かです。最近のティンプー市内のホテルは団体観光客が多く、夜は騒音に悩まされた経験がありましたが、ここではそういったことはありません。従業員の方も訓練されており、皆さん感じがよく、サービスもよく、癒されます。日本語対応のスタッフはおりませんが、誰でも英語でコミュニケーションできます。
Zhiwa Ling Ascent Hotelには何度か宿泊しましたが、南向きのシティビューの部屋が断然おすすめ。大きな窓から日が一杯差してくるので元気になります。また、ラジエーション・ヒーティングという暖房システムがあり、部屋の暖房のスウィッチをオンにすると、壁からほんのり暖かさが伝わってきます。標高が高いティンプーの夜は冷えますが、ここはいつもほんのりした暖かさがホテル内を包んでいます。
ブータン国内ではティンプー市内においてもお湯の供給がタンク式のホテルが多く、バスタブにお湯をはろうとするとタンクのお湯がつきたら途中で冷たい水しか出なくなることがよくあります。その場合、新たにお湯がタンクに溜まるまで待たなければなりません。しかしこちらのホテルでは常にお湯がでるので、ゆったりバスタブにつかった後、いつでも熱いシャワーを浴びれます。バスルームには石鹸、シャンプー、リンス、綿棒、シャワーキャップ等は用意がされています。
ティンプーは町中にホテルがたくさんあるので、初めてブータンに行かれる方はそちらに宿泊されるかと思いますが、自然が好きな方はティンプーの町を見下ろす、静寂な森の中にあるこのホテルに1泊くらい泊まってみてはいかがでしょうか。
Zhiwa Ling Ascent ツィワ リン アセント
MINT
(コンサルタント)
ティンプーの山の手の森に建つブータン建築美の静寂なホテル
- 投稿日2019/12/25
2019/06訪問
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ランクその他のホテル ?
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エリアティンプー
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住所
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アクセスティンプー市内中心部から車で約15分
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。