ティンプー・チュ沿いに建つ、コンクリート造りの二階建ての市場が「王制百周年記念市場」。ここ数年近代的なスーパー等もオープンしている首都・ティンプーですが、それでもやはりティンプー市民の食を支えているのは、昔からこの場所にあるこの市場なのです。元々は単に“屋根がある”という程度のお店が立ち並ぶ市場だったのですが、現王家の100周年を記念して現在の立派(と言っていいのかどうか、、)な市場に建て替えられました。
正式な名称は「王制百周年記念市場」なのですが、この名前で呼ぶ人はほとんどいません。皆昔からの呼び名であるサブジ・バザール(ヒンディー語で野菜市場の意味)や、ウィークエンド・マーケット(週末市場)と呼んでいます。
“ウィークエンド・マーケット”という呼び名。以前は本当に週末しか市が立たなかったため、今でもこの名前が普通に使われています。冷蔵庫なども普及していなかった昔、ティンプー市民は週末のみに開かれるこの市場に、一週間分の食料を買いに来るのが普通でした。お店を出す人たちも平日は農作業に励み、週末に向けて収穫した作物を歩いて運んで来ていたのです。現在では週の頭を除いてほぼ毎日市が立ち、多くの人で賑わっています。昔ののんびりした雰囲気の市場も良かったなあ。。と今になっては思いますが。
ここでは本当にありとあらゆる物が売られています。国内、国外で採れた野菜を中心に、お肉や乳製品、宗教技儀式に使う物からお土産物まで。メインの建物の1階で売られている野菜はインドからの輸入品がメインなのですが、2階で売られている物はほぼ全てブータン産です。まあ観光で訪れた場合、あまり野菜を買うってこともないとは思いますが。。
Sabzi Bazaar 王制百周年記念市場(サブジバザール)
王家100周年を記念してリニューアルした老舗市場
- 投稿日2016/03/29
- 更新日2024/03/06
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ジャンル市場・ストリートマーケット
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エリアティンプー
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住所
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アクセスティンプーの時計塔広場から徒歩約10分
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