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ヤンゴン (ミャンマー) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

TAKA (現地旅行会社経営)

ミャンマー的煌びやかさに溢れた空間で遭遇する、貴重な仏陀の遺物と敬虔なる祈りの風景

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ダウンタウンの南東、ヤンゴン川の川岸近くに建つボウタタウンパゴダ。2500年以上の昔、インドから仏陀の遺物が持ち帰られて安置されたことがこのパゴダの始まりとされています。

今までに3回建て直されたとされ、名前も都度改名されてきました。最後に再建されたのは第二次世界大戦中の爆撃で破壊された後で、その際に今のボウタタウンパゴダという名前になりました。

ボウタタウンという名前には1000人の兵士という意味があり、遠い昔、仏陀の遺物が持ち帰られた際に警備にあたった兵士たちから来ているとのことです。

持ち帰られたのは仏陀の遺髪と聖歯といわれ、それは仏塔の奥、黄金色の壁に囲まれた通路の先に厳重に保管されており、参拝者は細い通路に並んで1人ずつ見学することになります。通路はいつも長い行列ができていますが、このパゴダの一番の見どころはこの貴重な遺物を見て感じることではないかと思います。

まばゆい黄金の通路はその先も続き、展示された古い仏像や磚仏(せんぶつ:粘土板の片面に仏像を半肉に表して焼成したもの)などを見ながらやがてぐるりと仏塔内をまわって元の入口へ戻ります。

途中の通路では壁に向かってじっと座っている人を見かけます。はじめはどうしたことかと思いましたが、この方たちは仏塔の中心にある聖なる遺物を向いて瞑想を行なっているとのことでした。

仏塔の外は結構広々としていて、他の仏像や精霊を祀った建物などが複数あります。仏像が安置された建物の中は広い座敷になっていて、祈る人や祈りを終えて寛ぐ地元の人たちの様子を見ることができます。

このパゴダのもう一つの見どころは精霊ボーボージーの像です。ボーボージーの像はどこのパゴダでもよく見かけますが、ここのボーボージーは一番位が高いと言われています。
敷地内の南側の建物に安置された精霊の像はその手に触れるとご利益があるとのことで、特にタイ人の観光客に人気があるとのこと。

パゴダの出入り口のすぐ向かい側にはお土産屋がたくさん入った建物があります。どちらかというとローカル向けのチープなお土産や仏像、仏具などが多いですが、何しろ店の数が多いですから思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。

出入り口を右に進むとヤンゴン川の埠頭がすぐです。川の周辺はアジアらしい風景が広がっていて、この辺りを少し歩いてみるのもおすすめです。

ボータタウンパゴダはダウンタウンの中心、スーレーパゴダからは車で約15分くらいです。ヤンゴン川と平行に走るストランド通りを東へ進むと右手に小柄ですが煌びやかな黄金の仏塔が見えてきます。タクシーですと2000チャット~程度。

入場料は6000チャットです。パゴダ入り口の右手にあるハウスでお金を払います。
対応言語はミャンマー語・英語です。

2019/06訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。