シェムリアップ中心地から車で片道約30分、アンコールトムの中心であるバイヨン寺院のすぐ北側(徒歩2分程)にあるピラミッド型寺院バプーオン。
この寺院はフランス極東学院によって内戦前の1954年から修復が始まり、2011年に修復が終わったばかりの寺院となります。
寺院建立については11世紀中頃に、時の王ウダヤディティャヴァルマン2世により建立されたバプーオン様式の建造物であり、
建造当時はヒンドゥー教を祀ったものでした。
まず、崩壊の進んだ寺院入り口の塔門にはデバダー像が2体残されています。そこからアンコール遺跡の中でも数少ない空中参道を200m程歩くと本殿に到着。
本殿は三層のピラミッド型になっており、周りの回廊を順路に沿って行くと、上層部まで登ることができます。(登らずに先に進むことも可能)
中層にはバプーオン様式の特徴のある彫刻が漫画のコマのように刻まれていますが、その多くはインドの叙事詩「ラーマヤナ」のシーンであり、
事前にアンコールワットなどでそのストーリーを学んでいくと、内容が分かって楽しいかもしれません。
上層部から下り、寺院裏に回ると、14世紀以降に造られたとされる大きな寝釈迦像(約70m)があります。
正面から見ると左に顔、右に足があるですが、かなり崩れており、少し遠めにみないと気づかないかもしれません。
寝釈迦像前にはフランス極東学院による修復の歴史や様子などが分かる小さなエキシビションコーナーがあるので、時間があれば是非覗いてみてください。(英語)
ちなみに、バプーオン寺院を出るとすぐ北側には王宮、ピミアナカス寺院、象のテラスがあるので、そのまま観光するといいですよ。
なお、観光にはアンコール入場券(1日券37$、3日券62$、7日券72$)が必要となりますので、
ソカシェムリアップホテル近くにある遺跡入場券売り場にて、事前購入をお忘れなく。
Baphuon バプーオン寺院
2011年より再オープン!大きさ約70mの巨大寝釈迦像が見られる寺院
- 投稿日2018/12/21
2018/02訪問
-
ジャンル史跡・遺跡
-
エリアシェムリアップその他
-
住所
-
アクセスアンコールワットから車で約10分
-
営業時間7:30-17:30
-
定休日無休
-
予算入場料(大人) 37USドル
-
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。