日本人移民博物館もさることながら、移民大国と言われるブラジル移民の歴史の重要な一部を保存しており、ブラジルに船で来た移民がサントス港からこの移民収容所を経て各地へと散らばって行った足跡を辿れる場所。その中でも日本人移民のプレゼンスの大きさを改めて感じることが出来る。19世紀、20世紀に 70もの国々からの移民がブラジルにやって来て、コーヒー栽培やブラジルの産業で携わったが、今では移民博物館となっている当時の移民収容所は1887年 から1978年まで250万人もの移民を受け入れてきた。1930年以降は外国以外にもブラジルの別の州からのサンパウロへの移民を受け入れる施設となっていた。映像や音声を使って、移民収容所の食堂の雰囲気を再現したり、移民が祖国から持ち込み、のちに寄贈された日常生活品なども展示してあり、色々その 当時の様子に思いを馳せることができる。
当時の衣装を来て、セピア色の写真を撮影してもらえる撮影館なども併設しておりタイムトラベルが出来る。また、移民収容所の当時の駅も残っており、移民がサントス港から移民収容所に来る時に使っていた蒸気機関車(Maria Fumaça)は移民博物館入り口の反対側にある駅から乗る事が出来る。土日祝日のみ10:30〜16:00まで1時間毎に運行しており、Moocaという場所まで行って戻って来るが、乗車時間は25分ほど。
Museum of Immigration of the State of Sao Paulo サンパウロ移民博物館
セレーナ
(元大使館勤務)
移民大国ブラジルの歴史を学ぶ
- 投稿日2016/01/27
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ジャンル博物館・ミュージアム 美術館・ギャラリー
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エリアサンパウロ
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住所
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アクセスLinha3号線 Bresser - Mooca駅から徒歩約8分
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電話番号+55-11-9926921866
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営業時間[火-日]10:00-17:00
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定休日月曜日
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